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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2017年3月 1日

お久しぶりでーす|・-・)

毎日投稿しているときは何とも思いませんでしたが、期間が空いちゃいますとね、何だか緊張しますね。

皆さん、GCEM(ジーセム)という実験装置をご記憶でしょうか?「全く覚えてない」というそこのあなたは、こちらをご覧ください。

大西宇宙飛行士ISS長期滞在日記(2016/9/28)
大西宇宙飛行士ISS長期滞在日記(2016/9/29)

「きぼう」で日本が初めて実施する燃焼実験装置でしたね。

私が宇宙ステーションで組み立てて、その後初期検証作業が続いていましたが先日それが終わり、2月17日に本格的に実験がスタートしました。

エンジンなどの内燃機関では、液体燃料が霧状に噴射されて着火されますが、それらの小さな液体燃料の粒の間で燃焼がどのように広がっていくかを観察する実験です。

添付の動画では、97個の液滴が燃焼する様子がご覧頂けます。
(実際の燃焼は0:37あたりから)
ランダムに配置された液滴が徐々に着火していく様子が高速度カメラではっきりと捉えられています。

今後、条件を変えて実験データを蓄積していくことになります。

火炎の燃え広がり速度・火炎が広がる限界距離を支配する法則に関する仮説を検証することができれば、ガスタービンやジェットエンジンなどの噴霧燃焼機器の開発で課題だった、燃焼挙動を高精度で予測可能な数値シミュレーションツールの実用化が進められ、新たな機器開発毎にかかる膨大な時間、コストが軽減できる可能性があります!




 
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