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2016年2月 8日
いつもならヒューストンを土曜日に出て、ロシアの星の街には日曜日に着くので、次の日からすぐに訓練が始まるのですが、日本からの移動の場合、星の街に着くのは土曜日なので1日時差調整が出来ます。
現地の土曜日夜に星の街に着きましたが、ちょうど金井さんがその日の朝にロシアを発ったところでした。
金井さんは、冬季サバイバル訓練やISSロシア区画の訓練で星の街に滞在していました。
見事に入れ違いです。
日本人宇宙飛行士は、大体星の街にあるNASAコテージのNo.6に滞在することが多いのですが、油井さんや金井さんや私も例外ではありません。
ヒューストンの事務所の部屋が3人の中で一番綺麗なだけあって、さすがに金井さんは「発つ鳥あとを濁さず」とばかりに綺麗な状態でコテージを引き払っていました。
私も見習わなければなりません・・・
油井さんと私のどちらが「より部屋が汚いか」は、ご想像にお任せします。
さて、星の街に到着して訓練が始まる前にやるのは、恒例のソユーズ宇宙船の手順書の差し替えです。
これは、各号機ごとに改訂される手順書を、今まで使っていた古い手順書から新しい手順書に切り替える作業です。
以前は本が丸々差し替わっていたのですが、最近は改訂されたページのみ差し替える方式に変わりました。
新しいページに、古いページから手書きのメモを書き写し、付箋などを貼り直していきます。
地道な作業ですが、しばらく間が空いたソユーズの訓練の復習としてもとても有効です。
手順書は全部で6冊ありますが、写真に写っているのはそのうちの3冊です。
それぞれ、
『ВЫВЕДЕНИЕ И СПУСК』
打ち上げから軌道投入、地球への帰還時の手順
『НЕШТАТНЫЕ СИТУАЦИЙИ』
緊急事態や機器の故障時の手順
『СПРАВОЧНЫЕ МАТЕРИАЛЫ』
各システムの参考書
といったように内容が分かれています。
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