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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年1月30日

(出典:JAXA)

今日の午前中は先日キャンセルになってしまったコマンダーと組んで行うソユーズのランデブー訓練。午後は明日のシミュレーション訓練の事前ブリーフィングがありました。

ランデブーというのは確か元々フランス語だったと思いますが、この場合ソユーズがISSとのドッキングに向けて接近していく過程のことを言います。
この訓練では、より具体的に距離にして大体2km~100mのフェーズを想定しています。

通常ソユーズは、コンピューターによる計算と電波を使用したナビゲーションシステムによってISSまでの距離と相対速度を得て、それに基づいてISSへ接近していきます。
その途中にこのナビゲーションシステムが故障する事態を想定したものが、今回の訓練になります。

そういった不具合が生じた場合、できるだけ正確な距離と相対速度を知るために、代替手段であるレーザー測距器を使用することになっています。
コマンダーはソユーズを手動操縦するために操縦席を離れることができないので、この役目はレフトシーターが担います。

居住モジュールの出窓に据え付けた写真のような機器を用いるのですが、原理は一般的な測距儀と同じでレーザー光がISSに到達して返ってくるまでの時間を計って、それを距離に変換します。
そうして得た距離と相対速度は、ヘッドセット越しに逐一コマンダーへと伝えます。

測定するタイミングや、使用する文言などはコマンダーによってやり方が違ってくるので、この訓練は常にコマンダーとレフトシーターが一組になって打ち上げの前まで繰り返し実施されることになっています。



 
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