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2015年1月23日
今日は終日、冬期サバイバル訓練に向けた事前訓練でした。
気温-15~-10℃の中、シェルターの設営などの実習です。
ソユーズの非常用装備品に含まれているマチェーテと呼ばれる鉈で辺りから木を切り倒してきて、それらとパラシュートを使ってシェルターを設営します。
ロープは同じくパラシュートに用いられているものを使います。
本番の訓練では、一日目は片側の開いた簡易シェルター、二日目は写真にあるような六角錐型のシェルターを設営します。
地面にもみの枝を敷き詰めて断熱効果を高めるやり方や、一酸化中毒を防ぐ為の適切な換気の方法などを、経験豊かなインストラクターから教えてもらいました。
最後に、救難信号用の焚き火の組み方を学んで終了です。
昼間は炎よりも煙の方が目に付きやすいので、あえて少し湿り気のある枝をくべたりといったコツを学びました。
体を動かしている間は寒さはほとんど感じず、木を切り倒す間などはむしろ暑いくらいで、逆に汗をかかないように注意が必要でした。
少しの間何もしないで立っていると、手の先や顔、足元が急速に冷え込んでくるので、汗をかくのはとにかく避けなければならないそうです。
作業負荷とペースを上手くコントロールして、寒さと上手に付き合う必要がありそうです。
これで冬期サバイバルの事前訓練は全て終了です。
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