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2015年10月14日
今日の朝イチにはISSアメリカ区画のギャレー装備についての訓練がありました。
ギャレーというのは調理室、早い話がキッチンと考えて頂いて結構です。
もちろん、ISSでは料理は出来ませんので、宇宙食を準備するための装置ですね。
主に2つの装置が使用されます。
1つ目はPWD(Portable Water Dispenser)と呼ばれる装置で、これは熱湯や常温の水を注ぐための装置です。
使用方法は至ってシンプルで、必要な水量を選んで、熱湯か常温かを選んで、宇宙食や飲み物のパッケージをアダプターに取り付けて、ボタンを押すだけです。
そうすると自動的に、選んだ量の水がパッケージに注がれて、自動で止まってくれます。
写真は、飲み物のオレンジ&グレープジュースのパッケージですが、ラベルに必要な水の量と、注いだ後どれくらい待つべきかが記載されているので、その通りに水を注ぐと美味しいジュースになりました!
このパッケージにストローを付けて飲むのですが、ストローも簡単に閉じれるようになっていて、これなら無重力空間でも中身があふれ出てくることはないので安心です。
もう1つの装置は、Food Warmerと呼ばれる装置で、その名の通り宇宙食を温めるためのものです。
フリーズドライ食は先ほどのPWDで準備が出来ますが、それ以外の缶詰などの保存食はこれで温めてやる必要があります。
装置は小型のアタッシュケース型で、中に温めたい食事をセットして、装置をオンにするだけです。
宇宙食によって違ってきますが、20~30分程度温めるそうです。
午後は明日と明後日に控えている大きな訓練の準備がありました。
これは船外活動に関する訓練で、と言ってもプールに潜って行う訓練ではなく、実際のフライトモデルの船外活動服を身に着けて船外活動前後の準備や後片付けを練習するものです。
明日は7時間、明後日は8時間が予定されており、これまでの船外活動に関する訓練の、いわば集大成とも言うべきものです。
以前、ロシアのソコル宇宙服を着用しての減圧チャンバー訓練の模様をご紹介しましたが、明後日は同様のチャンバーを使用して、船外活動服に身を包んで実際の真空状態を体験することになります。
明日は7時間、明後日は8時間が予定されており、これまでの船外活動に関する訓練の、いわば集大成とも言うべきものです。
以前、ロシアのソコル宇宙服を着用しての減圧チャンバー訓練の模様をご紹介しましたが、明後日は同様のチャンバーを使用して、船外活動服に身を包んで実際の真空状態を体験することになります。
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