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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年10月 2日

今日のロシア語の授業中の1コマ。

いつものイリーナ先生がバカンス中なので、今週はずっとアリョーナ先生に見てもらっています。
ゲームの話になって、チェス、将棋、数独について一通り話した後、アリョーナ先生が子供の頃によく遊んだという単語当てクイズの話をして、今度は私から数字当てゲームの話をしました。

数字当てゲームというのはご存知でしょうか?
アリョーナ先生は知らなかったので、ルールを説明して1度遊んでみることに。

ルールはこうです。
親がまず3桁なり、4桁の数字を決めます。
この数字は相手には伝えません。
子は、なるべく少ない回数でその数字を当てにいきます。
子が1つ、数字をコールするたびに、親はその数字と自分が決めた数字を比べて、子にヒントを与えなければなりません。
0~9の数字と位置の両方が当たっているものは1ヒット、数字は当たっているけれど、位置が間違っているものは1ブローと言います。

いくつか例を見ていきましょう。
まず、親の決めた数字は「123」とします。

①子が「159」とコールした場合、1は数字も位置も合っていますが、5と9は数字すらあっていません。
この場合親はヒントとして、「1ヒット」と言います。

②子が「321」とコールした場合、真ん中の2は数字も位置も合っています。
1と3は、数字は合っているのですが位置が違います。
この場合親はヒントとして、「1ヒット2ブロー」と言います。

子はなるべく少ないコールで、親からのヒントを元に、その数字を当てればよいわけです。

どうしても伝わらないところは英語も交えながら、何とかルールの説明を終え、いざ私が親になってゲームスタート。

私「本当は全部の数字を使うんですけど、今回は最初なので、0から5までの数字だけを使って、3桁の数字を当てて下さいね。じゃあまず、私が数字を1つ思い浮かべます」

私はその数字を忘れないように、ノートに書き留めました。
『205』と。

私「それじゃあ、まず最初のコールをどうぞ」

先生「わかったわ。・・・・そうね、最初の数字は『946』よ!」

私「えっと、それは0ヒット0ブローですね。良いコールをしましたね。どの数字も当たっていない、というのは大きなヒントですよ」

そこでふと。

私「ちょっと待ってください。0から5までの数字しか使いませんよ!だから、9も6も使われているはずがないんです」

先生「ああ、そういうことね。オッケーオッケー」

私(大丈夫かな。ルールちゃんと伝わってるかな。こりゃ、相当長引きそうだなあ)

先生「ということは、4は入ってないってことね」

私「・・・・まあ、そういうことになりますね。では2回目のコールを」

先生「そうね・・・。それじゃあ、2回目のコールは、『205』よ!」

私「ガ━━(゚д゚;)━━ン‼」

アリョーナ先生、恐るべし。



 
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