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2015年5月 1日
今日の朝イチは、ISSアメリカ区画のトイレに関する訓練がありました。
一連のトイレに関する訓練の最終科目で、使用中に発生しうる色々な不具合への対応を学びました。
最終科目とは言っても、実際のフライトまでにはまだ1年以上あるので、打ち上げ前にロシアに行く前に多くのクルーがリフレッシャー訓練をリクエストして、重要事項を復習してからフライトに臨むそうです。
トイレは快適なISSライフを送る上で、避けては通れない重要な項目なので、私ももちろん打ち上げ直前にリフレッシャー訓練を受けたいと思っています。
トイレ内には、コントロールパネルが2枚あるので、何か不具合が発生した場合には、そのパネル上のLEDが点灯することになっています。
LEDは何種類もあって、例えば尿を貯めておくタンクが満杯になりましたよーというサインや、ある部品の調子がどこかおかしいですよーといったサインなど様々です。
どのLEDが点灯するかで、もちろん対応も変わってきますが、まず大前提として、
「とりあえず、どんなLEDが点灯しようが用を足し終えること」
というインストラクターの一言でホッと一安心。
そのあとは、不具合の一覧表がトイレ内に装備されているので、それを見ながら対応します。
すぐに回復できるケースもあれば、地上に報告して指示を仰がなければならないケースもあります。
アメリカ区画のトイレは水再生装置にも繋がっているので、その複雑なシステムを守る為にも、大事なのは初期対応を手順に従って確実に行うことです。
午後はケイトと一緒にISS補給船「ドラゴン」と「シグナス」のランデヴー・キャプチャー訓練があり、2人で役割分担を入れ替えながら、補給船をロボットアームでキャプチャーする部分を繰り返し練習しました。
約2年半の訓練も半分を越え、だんだん実際の運用に近い訓練が増えてきたように思います。
これまでの訓練で別個に学んできた知識・スキルを総合的に練習する機会が増え、単独よりもクルーで臨む訓練が増えてきました。
昨日の投稿の冒頭で書いた「プログレス」に関しては、目新しい情報はありません。
引き続き原因究明作業が行われており、今後の物資補給計画や油井さんが搭乗する予定のソユーズ宇宙船の打上計画等への影響については、今後の国際調整により決定されるということです。
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