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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年2月 9日

(出展:JAXA)

今日は明日の午前中に行われるシミュレーション訓練の事前ブリーフィングがありました。

最初にISSロシア区画での火災発生時のシミュレーション訓練があります。
そのあと、酸素マスクを着用したままソユーズ宇宙船に避難して、そのままISSから避難して地球に帰還するというソユーズの訓練に繋がります。

今回の訓練のポイントは、酸素マスクを着用した状態から、ソコル宇宙服でソユーズ宇宙船の酸素供給システムに移行する部分です。

ロシア区画で使用される酸素マスクは、化学反応によって人間の呼気に含まれる二酸化炭素と反応して酸素を作り出す仕組みになっています。
反応が起こっている間は、カートリッジが熱くなるのと、反応が持続する時間制限があるのが特徴です。
どれくらいの時間もつかはケースバイケースですが、数十分というオーダーです。

そこで、ソユーズ宇宙船に避難した後、酸素マスクの有効時間内にソコル宇宙服を着用し、ソユーズの酸素供給システムに接続してやる必要があります。
その際、宇宙服を着るときに一度酸素マスクを外して、宇宙服に頭を通した後、再度マスクを被り直すことになります。
マスクを外している間は、もちろん息を止めている必要がありますし、目も閉じていなければなりません。

手順をしっかりと頭の中でイメージしてから実行しなければいけないのと、仲間同士で助け合うことが大事です。

今日の事前ブリーフィングでは、他に火災への対処手順と、ソユーズの緊急帰還の手順について復習しました。
明日の訓練では、それらの知識を実際にシミュレーターで実践することになります。



 
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