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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年10月15日

船外活動の総合訓練が始まっています。
教官やメディカルスタッフを始め、何十人という方々が携わる大掛かりな訓練です。
今日はNASAのカメラマンが途中で写真撮影のために来て下さいました。
明日も朝早くから長時間の訓練ですので、今日はざっと流れをご紹介して、また明日それらの写真と共に詳しくご紹介させて下さい。

こういった大規模な訓練では、テストディレクターという監督者が全体の訓練を指揮します。
今日はまずそのテストディレクターの方を中心とした事前ブリーフィングがあって、減圧チャンバーを使用するうえでの安全上の注意点や、医学的な留意点について説明があり、その後一通り設備の案内が簡単にありました。

そこからケイトがサポート要員として合流して、船外活動に向けた準備作業を行うところから訓練スタート。
これまでに何回かの訓練に分けて学んできた、色々な装置や船外活動服、使用する道具類のセットアップなどを通しで実施していきます。
中には1年以上前に受けた訓練内容で、忘れてしまっていることもあるので、そういった点は都度インストラクターに確認しながら、手順を進めていきました。
実際には、これらの準備作業は船外活動を実施する数週間前から少しずつ行っていくことになります。
1回の船外活動を実施するために、どれだけの準備が必要か、どれだけ多くの時間がかけられるかは、きっと一般の方々が見ると驚かれるのではないかと思います。
それだけ、人間が宇宙船の外に出て活動をするということは、技術的に高度なものが要求されるのでしょう。

事前に行う準備作業のうち重要なものをざっと流しただけでも3時間近くかかりました。
船外活動当日の準備からは、明日もそのまま同じことを繰り返すことになるので、また明日投稿しますね!
明日はいよいよ、船外活動服を着て実際にチャンバー内を真空にする訓練です。



 
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