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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年3月 5日

(出典:JAXA)

今日の午後は心肺停止したクルーに施す救急医療についての実習がありました。

これまで3回の訓練で個別に学んできた知識の総合的な演習という位置づけです。
訓練は2時間で、最初の1時間でCPR(心肺蘇生法)とAED(除細動器)、医薬品の投与に関する手順と注意点を復習し、その後の1時間でマネキンさんを相手にスキルを練習しました。

心肺蘇生法というのは、いわゆる人工呼吸ですね。
胸部を30回腕で圧迫して血液を強制的に循環させ(脳に送るのが目的です)、口から息を2回吹き込む、というのを繰り返します。

このマネキンさん非常によくできていて、ちゃんと息が吹き込めていれば肺のあたりが膨らみますし、逆にやり方が悪いとうんともすんとも言ってくれません。
気道を確保するには頭を少し下げ、あごの部分を持ち上げ、かつ鼻をつまんでやる必要があるのですが、コツをつかむまで練習が必要です。

看護師の資格を持っているインストラクター、普段はとても穏やかで優しい方なのですが、この時ばかりは

「だめ、空気が通ってない。もっとあごをしっかり持ち上げて。鼻から空気が漏れてる。しっかりつまんで」

と厳しいです。
一分一秒を争う、かつ人間の生命に関わる訓練ですからね、厳しいのも当然です。

胸部を圧迫、息を吹き込む、を5回繰り返したら、AED(除細動器)の出番です。
心臓に電気ショックを与える装置です。
その後は心肺蘇生法と電気ショックを、患者の脈が戻り、自発呼吸を取り戻すまで繰り返します。

1人がそれに取り組んでいる間、もう1人のクルーメンバーは患者の足に薬を投与する為の準備にかかります。
今日の訓練は私1人でしたので、これを全て自分でやりましたが、次の訓練では実際に3人のクルーメンバー + 患者役のエキストラで、いかにチームとしてメディカルエマージェンシーに対処するかのチームワークの部分を演練するそうです。



 
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