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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年3月29日

(出展:JAXA)

今日の午前中は、先々週アライグマ・アイのために中止されたNASA広報のインタビューがありました。
英語のインタビューは緊張しますね!
いや、まあ日本語でも緊張するんですけど。
今日収録した映像は、打ち上げ中継の際やその前後にNASA TVで使用されるそうです。

午後は運動テストがあり、握力や敏捷性、腕立て伏せ、懸垂、腹筋、レッグプレス、ベンチプレス、柔軟性の測定が行われました。
腕立て伏せからの懸垂コンボがかなりキツいです。

そのあと、MED-2(Miniature Exercise Device)『メッドツー』と呼ばれるミニチュア運動機器の使用方法に関する訓練がありました。

現在、ISSではARED(エイレッド)と呼ばれる非常に優秀な運動機器が活躍していますが、問題点は大きくかさばりすぎることです。
NASAが開発している宇宙探査を視野に入れた次世代のオライオン宇宙船には、それだけのスペースはありません。
そこで開発が進められているのが、より小型・省スペースのこのMED-2になります。

MED-2をISSで試用することになっており、つい先日のシグナス宇宙船でISSに届けられました。
私もその試用メンバーに入っています。

MED-2は大きさは車のバッテリーを一回り大きくしたくらいでしょうか。
ケーブルがリールで引き込まれるようになっていて、電気でケーブルに負荷をかけることが出来ます。
負荷の大きさも小刻みに変えることができ、いくつかの運動種目を試してみましたがなかなか良い感じでした。

課題としては、AREDのように色々な運動種目に対応していない点ですが、それは省スペースを実現する上でやむを得ないトレードオフなのでしょう。
ISSで試用する際は、身体の各部所にマーカーを着けて運動の様子をビデオで撮影し、運動する際に宇宙飛行士の身体がどれくらいの空間スペースを占有するかを調べることになっています。

こうしてISSで試用され、そこでのコメントが反映された新モデルが実際にオライオンに搭載されるかもしれないと思うと、興奮しますね(^◇^)



 
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