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2016年4月28日
いつの間にか、広報部がこんなミッションPRビデオを公開してくれていました(;・∀・)
使命をしっかりと果たしてこれるように、頑張ります!
昨日の午前中は、モーションコントロールシステムの座学第3弾がありました。
今回は、ISSとのランデヴーの部分です。
秒速8㎞という猛スピードで飛行するISSとソユーズが近付いていくフェーズなので、通常の慣性飛行とは異なるオペレーションが行われます。
MS型機のソユーズでは、従来のTMA-M型機からいくつかの機能がバージョンアップ・追加されていますが、大きなものの1つとしてGPSの搭載があります。
АСНと呼ばれるシステムがそれです。
これは英語ではなくロシア語の略語なので、驚くなかれ、これで「アー・エス・エヌ」と呼びます。
「エー・シー・エイチ」ではありません。
めちゃくちゃ紛らわしいです。
このАСНの登場によって、ソユーズのナビゲーションのやり方が大きく変わっていきます。
全てメインコンピューターがやることなので、私たちクルーの操作としては大きな変更はありませんが。
それに伴い、従来のランデヴー用の航法システムであったКУРС(クルス)と呼ばれるシステム機器が改良されました。
改良というのは、ここでは軽量・小型化されるという意味で、宇宙船にとってもちろんそれは大きなメリットになります。
ただ、実際の機能としてはむしろ低下していると言えるのですが、その理由は前述のАСНによってクルスが担うべき役割が減ることになるからです。
訓練では、АСНと新クルスの概要と、それが実際の私たちの操作にどう関わってくるかを学びました。
新しい操作が増えるということはほとんどなく、これまでとイベントの起こる時系列が異なったり、モニターするべき項目が異なったりといった変更になるので、
オペレーターの視点からは大きな変更はなさそうです。
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