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2016年2月23日
《前回までのあらすじ》
星の街での最後の夜、「今度会う時はISSで」とカッコよく別れたジェフと私だったが・・・
ドンドンドン!
けたたましくノックされた玄関のドアの音で私は目を覚ましました。
一瞬、寝起きで事態が把握できませんでしたが、もう一度ドンドンドンとノックされて、事態を理解しました。
ベッド脇の時計に目をやると、6時20分。
寝坊です(;・∀・)
空港へのバンの運転手は6時にピックアップしてくれることになっていました。
すぐに飛び起きて玄関を開けると、そこには「もう時間を20分も過ぎてるぞ」と運転手。
「ごめん、もうちょっと待って!」
と慌てて身支度に取り掛かる私。
昨日の夜、荷物の整理でちょっと夜更かししたのがマズかったか。
冬に星の街に滞在するのは今回が最後になるので、訓練開始当初からコテージに置きっぱなしだった冬物をパッキングし、今度打ち上げのために戻ってくる時に荷物が最小限で済むように、何を置いていって何を持って帰るか、遅くまで吟味していたのでした。
なにしろ、ISS長期滞在後はカザフスタンからそのままヒューストンに戻る予定なので、星の街には帰ってこないのです。
いや、それにしても2つかけていた目覚ましを止めた記憶すらないとは・・・
幸い、ほとんどの準備は終えていたので、とりあえず髪の毛を濡らして寝癖を直し、乾燥機に入れてあった洗濯物をスーツケースに文字通り詰め込み、何とか6時30分にはコテージを出ることが出来ました。
起きてから、ここまで約10分。
コテージを出て、バンまで歩いていくと、私が余りにもバタバタとやっていたので目を覚ましたのか、同じコテージを2世帯住宅のような形で共有しているジェフが玄関から顔を出していました。
ジェフ「気持ちよく寝ちゃってたか(笑)」
私「寝坊しちゃった・・・」
昨日の夜、あんなにカッコよく別れたのに、まさかこんな形でもう一度会うことになるとは(´;ω;`)ウゥゥ
我ながら情けない。
あ、いつも空港までの移動は十分余裕を持って計画されているので、それでも2時間半以上前に空港には着きましたけどね。
というわけで、無事にヒューストンに帰ってきています。
今週はロシア語や英語の語学訓練や体力訓練しかないので、こちらの投稿もお休みしようと思います。
それでは皆さん、また来週!
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