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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年1月24日

(出典:JAXA)

今日の午前中は、ソコル宇宙服を着用してのソユーズシミュレーション訓練がありました。

ソコル宇宙服は手袋以外の部分は全て一体型になっていて、ヘルメットを閉じて手袋をはめると、宇宙服の中の気密性を保てるようになっています。
従って、船内から外部への空気漏れが生じた際や、火災が起きてそれを消化するために船内を意図的に減圧する際(火元への酸素の供給を絶つため)に、クルーの生命を維持する重要な役割を負っています。

船外活動に用いることはできず、あくまで宇宙船内での使用を想定しています。
酸素はホースを接続することによって、酸素タンクから供給されます。

先に一体型と述べましたが、着用方法が面白いのでまた別の機会に詳しくご紹介したいと思います。
着用自体は慣れれば5分ちょいといったところでしょうか。

今日の訓練は、ISSから離脱(アンドッキング)して、地上に帰還するまでの部分です。

アンドッキング自体はコマンド1つ送ってあとは自動でISSとの結合機構が外れて、バネの力を利用してISS側から押されるようにして離れていきます。
スラスターをすぐに噴射しないのは、噴射によってISSにダメージを与えることを避けるためです。

通常であれば、ISSから十分に離れた後、メインコンピューターによって自動的に2度スラスターが噴射され、ISSの軌道から離れていくのですが、今日はその1度目の噴射が終わった直後にそのメインコンピューターが故障し、2度目の噴射はコマンダーが手動操縦で実施しました。

その後メインコンピューターが復旧したという前提で、通常の軌道離脱噴射の手順へ。
軌道離脱噴射というのは宇宙船を減速させて、より内側の軌道に進路を変えることによって地球の大気圏に突入させようというものです。
その際に重要な要素は2つ。

所定の姿勢を確立して噴射を行うこと。
所定の量の噴射を行うこと。

計算された軌道で大気圏に突入させるためには、この2点が重要になります。
今日の訓練では、その姿勢を確立するためのセンサーが2系統とも故障してしまい、地球を目視で確認しながら手動操縦で姿勢を確立することになりました。
そうしてやっと噴射を開始したと思ったら今度は船内の気圧が危険なレベルまで下がったことを示す警報が。
ただ、これはすぐに警報の誤作動であることが状況から判断できたので、対処は後回しにして噴射を継続することに。

もうすぐ噴射が完了というところで、今度はメインエンジンに不具合が生じて緊急停止、先ほどの重要な要素の2点目、所定の量の噴射を完了するために、補助エンジンを点火して、不足分を補います。

そんなこんなで今回も数々の不具合に見舞われましたが、無事に地球へ帰還。
訓練後のデブリーフィングでは、大きな失敗はなかったので細かい部分で今後どうすればもっと良いオペレーションができるかを話し合うことができました。

星の街での訓練も無事に2週目が終わりました。
週末はゆっくり休んで、来週の訓練に備えたいと思います。
皆さんもどうぞ良い週末を♪



 
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