2015年4月 7日

ある映画によると、桜の花の落ちるスピードは秒速5センチメートルなのだとか。

対して、ISSやソユーズが地球の周りを回るスピードは秒速8キロメートルです。

とんでもないスピードだなと、通勤途中の桜の木を見ながら、改めてそんなことを思いました。
私たちの科学力が将来それ以上のスピードに到達しても、私たちが桜の花が散っていくのを美しいと感じる心はきっと普遍なんだろうな。

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柄にもないですね（笑）

さて、日本での仕事です。

午前中は東京での用務を済ませた後、午後には約1年ぶりにつくばの宇宙センターに出社しました。
懐かしい方々との久しぶりの再会もたくさんありました。

夕方からは「きぼう」の管制センターで、ISSでサマンサ・クリストフォレッティ飛行士によって実施された、JAXAのAniso tubule実験タスクの模様を見学することができました。
Aniso tubule実験は、植物が重力を感じて、重力に打ち勝って成長するために体を丈夫にしていく仕組みを詳しく調べる研究です。

実際にISSで飛行士がタスクを進めていく様子や、その間に地上の管制チームがどのような調整・操作を進めているかを見学するのは、いつもとても勉強になります。
地上と宇宙とで、お互いにうまく連携を取り合って、より確実な、より効率的な運用をしていきたいですね。