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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2018年3月29日



つくばの桜も満開です。
昨日今日とつくば駅から宇宙センターまで、ご機嫌なチャリ通でした。

今週は、NASA宇宙飛行士候補者クラスでクラスメートだった、Serena M. Auñón-Chancellor飛行士が訓練でつくばに来ています。
僕らはサリーナと呼んでいます。
S. Auñón-Chancellor on Twitter


昨日、そのサリーナと一緒に、「きぼう」エアロックのシミュレーション訓練を受けました。
同期と一緒に受ける訓練は楽しい!

彼女がエアロックのモックアップ(実物大の模型、といってもちゃんと動く本格的なやつ)で実際の操作を行い、私は管制チームの一員で通信役のJ-COM(ジェイコム)として訓練を受けました。
メインの作業は、エアロックに超小型衛星の放出機構を取り付けて、それをエアロック内に収納するというものですが、その作業の合間合間に、ちょこちょこと不具合が投入され、クルーと管制チームが連携して対処に当たりました。

例えば、「きぼう」の電源ボックスの中でショートが発生して、原因と思しき機器のあたりで焦げ臭い臭いが発生していないか確認してもらったり。

訓練の終盤では、超小型衛星放出機構をエアロックから宇宙空間に出そうとしたところで、エアロックの電源が落ちてしまい、宇宙空間に繋がるハッチが開いたままに。
内側にももう一枚ハッチがあるので、空気が漏れていく心配はないのですが、搭載された小型衛星の温度制御ができない状態が長く続くと衛星がだめになってしまうので、開いたままのハッチをサリーナに手動で閉めてもらう必要が出てきました。

私も自分の長期滞在に向けた訓練でこの作業をやったことがありますが、これがなかなかトリッキーな操作で難しいのです。
レバーを取り付けて、ガチャンガチャンと回すときのコツがあるのですが、それをうまく英語でサリーナに理解してもらうのに四苦八苦(;'∀')
何度か交信でやり取りして、サリーナに何回もトライしてもらって、何とか最後はハッチを閉めることができました。

英語はいまでも週1くらいで授業を受けていますが、もっと頑張らないと維持は難しいなーと感じた1日でした。

語学は難しい。




 
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