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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年8月20日

(出展:JAXA)

HTV 5号機、まずは無事に打ち上がりましたね!
H2-Bロケットに関わられた方々、種子島の射場で作業に当たられた方々、本当にお疲れ様でした。
HTVは順調に予定通りの飛行を続けていて、現在機体の点検が行われているそうです。
最新の情報は下記サイトで逐一アップデートされますので、ご興味のある方はどうぞ。

宇宙ステーション補給機(HTV)» 新着情報


さて、今回のロシア訓練も大詰めです。
今日は今回最後の手動ランデヴー・ドッキング訓練がありました。
明日のシミュレーション訓練が最後の訓練になります。

星の街では、お昼休みは13時からと少し遅めで、午後の訓練は14時からスタートします。
午後は手動ドッキング訓練がありました。ソユーズの操縦は飛行機の操縦と似ているので、私は比較的得意としている訓練です。
左右2つのコントローラーがあって、左で前後左右上下の移動、右でピッチ・ヨー・ロールの姿勢をコントロールします。

最初の3本のランを終えたところで、教官から

「タクヤさん、少し休憩にしよう。もうすぐHTVの打ち上げだよ」

と、なんとも粋な計らい!
すっかりライブで観るのは諦めていたので、これは本当に嬉しかったです。
そのまま教官卓でどなたかのスマートフォンでみんなで打ち上げを観ました。
テクノロジーの進化に感謝です。

今回のHTVはISSの補給計画において非常に重要な意味を持っているので、こんなにドキドキしながら打ち上げを観たのは初めてです。
無事に打ち上がって、本当に良かったですね。
HTVが軌道投入されるまで、観させてくれそうな雰囲気もあったのですが、途中から何だかいてもたってもいられなくなって、

「訓練続けていい?」

と自分からお願いしてしまいました。
そのあと、2本のランを実施して、今日の訓練は終わりましたが、最後の1本が少し減点されてしまい、悔しい思いをしました。

1本1本のランはそれぞれいくつかの項目に従って数値で5点満点で評価されます。
例えば、ドッキング時の速度だったり、位置のずれだったりを評価されます。
今回減点されたのは、ドッキング時の速度で、秒速6~15cmが許容範囲とされているところ、14cmと上限に近い速度だった点です。

ドッキング寸前に体感で、「あ、少し速いかな」と思って減速操作に入った時にはドッキングしてしまい、案の定速めだったという結果でした。

直前に3mの距離で静止する際の静止確認が甘かったのと、最後の最後で集中力が途切れていたのかもしれません。
反省です。



 
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