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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年3月16日

減圧チャンバーでAirway Monitoring実験のデータを取得中(出展:JAXA)
(出展:JAXA)

午前中は1月16日に続き、ESAの宇宙医学実験「Airway Monitoring(エアウェイ・モニタリング)」の基礎データ取得が行われました。
前回の投稿はこちら。
大西宇宙飛行士Google+日記(2016年1月16日)

異なる気圧条件下で、呼気中に含まれる一酸化窒素濃度を調べるこの実験。
被験者の私がやることは、機械に自分の息を吹き込むだけなのですが、肺一杯に空気を吸い込んでからそれを一定の勢いで吐き出したりといった、なかなかテクニックのいる作業でもあります。

前回のデータ取得時に私のことを「君は素晴らしい被験者だ!」とワッショイワッショイしてくれた研究者の方。
今回も満足のいく結果が得られたようで、被験者冥利につきます。

普通、実験のデータと理論的な予想値というのは完全には一致せず、多少のばらつきがあるものですが、私のデータの場合、グラフにすると綺麗に一定の傾きの直線が得られていました。

「綺麗すぎて、むしろ嘘くさいレベルのデータ」

と言っていましたw

それを聞いた、ハードウエア担当のエンジニアの方が、

「綺麗なデータが取れたのは、ハードウエアのお陰なのを忘れないで欲しいね。実験が上手くいかなかった時は、すぐにハードウエアのせいにするくせに」

とすかさずツッコミを入れると、その研究者の方がこう言いました。

「昨夜、まさにそういう話をしていたところなんだ。例えば、自分たちの国のサッカー代表チームの試合があったとする。
チームが勝った時は、『We won.』(我々が勝った)と言うくせに、チームが負けると、『They lost.』(彼らは負けた)と人は言うんだ」

私はこの話に妙に納得してしまい、確かに人間にはそういうところがあるなあと、自戒の念も込めて頷いてしまいました。


午後には打ち上げ前の聴力テストがありました。
鼓膜が正常に働いているかのチェックと、通常の聴力検査があり、こちらも問題なく専門医の方からOKを頂きました。

そのあとは体力トレーニングです。
今日の一番の目的は、1マイル走のタイムを測ることです。
1マイルは、1652mです。
走って時間を測るのは、宇宙飛行士選抜試験のシャトルランという種目以来ですから、なんと7年ぶりです。
足の遅さには定評のある私ですが、何とか一生懸命走りました。
前半少しゆっくり目に入って、後半からペースを上げていきましたが、もう少し中盤のペースを上げても良かったかもしれません。
今回取れたタイム等を参考に、軌道上での私のランニングプロファイルが決定されることになります。

明日の朝は、寝起きから呼気、唾液、便のサンプル採取が待っています。
あ、そうそう。
今朝から恒例の48時間蓄尿検査も始まっています。
先ほど呼気サンプルを採取するためのキットを組み立てました。
朝イチで起きてすぐ実施する為です。
また詳細は明日にでも。



 
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