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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年1月26日

日本での打ち上げ前最後の訓練が始まっています!

午前中は小動物飼育装置に関する訓練、午後はフライトコントローラーチームとのミーティングや、きぼうのロボットアームに関する訓練などがありました。

きぼうのロボットアームは、現在はほとんど全ての操作を地上から行うことが出来る優秀なシステムが構築されていて、クルーの時間を割く必要はほとんどありませんが、ISSの姿勢が一時的に制御不能になった場合などに、安全のためクルーの操作が必要となることがあります。

ISSの姿勢制御には様々な制約があるため、何らかの原因でその制御が出来なくなった場合、それを回復するにはある程度の時間がかかるとされています。
その間、ISSの姿勢は宇宙空間を漂うことになるので、状況によってはいつもと上下が逆にひっくり返った状態で飛行するようなこともありえます。
ひっくり返っても無重力ですので、船内では特に影響はないのですが、ISSの下部に付いている地上との交信用のアンテナなどは一時的に交信が出来なくなったりする恐れがあります。

ISSとの交信が出来なければ、もちろん地上からのロボットアームの操作も行えませんので、そこでクルーの出番となるわけです。

訓練では、ロボットアームで実験装置の移設を行おうとしている状況でISSの姿勢制御が不可能になったという想定で、アームを安全な位置まで退避させる手順を練習しました。

きぼうのロボットアームの操作機会が減った分、私たちクルーの訓練機会も減っているので、知識をリフレッシュする良い訓練になりました。



 
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