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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年8月13日

(出典:JAXA)

今日は午前中は手動操縦訓練尽くしでした。
朝イチで、手動ドッキング訓練、次にアナトーリと組んでの手動ランデヴー訓練がありました。

手動ドッキング訓練では、いつもはなるべくブルースーツを着るようにしているのですが、昨日の6時間のシミュレーション訓練中にまさかのチャック故障 ガ━━(゚д゚;)━━ン!!
胸元が全開になるというハプニングに見舞われ、急遽新しいブルースーツに取り替えてもらうことに。
というわけで、今日は普通にポロシャツで臨みました。
・・・どうでもいい話でスミマセン。

この手動ドッキング訓練も、残すところあと数回になり、今日は試験と同じ内容をやってみました。
とはいっても、特段新しいことをやるわけでもなく、基本的にはこれまでに習ってきたことをやるだけです。

①1つのドッキングポートからアンドッキングして、別のポートに再度ドッキング

②遠距離かつISSとの相対速度が速い状態で自動装置が故障し、手動でISSと衝突しないよう回避操作を実施してからドッキング

③最終アプローチ中に自動装置が故障し、ISSから離れるマニューバが自動で発動した後、手動に切り替えてドッキング

④アンドッキングから別のポートへの再ドッキング中、メインコンピューターが故障し、バックアップの操縦系統でドッキング実施

という4つのシナリオを実施したあと、まだ時間が余っていたので、練習のために高難易度モードに挑戦。

これは、ISS自体の姿勢が少し不安定になっている状態でのドッキングです。
ISSがある一定のレートで回転しているので、それに宇宙船の動きを合わせてドッキングしてやる必要があります。
コントローラーで常にISSの回転についていくインプットをし続ける必要があるので、難易度はかなり高いです。
試験ではこのモードは実施しないのですが、技量の向上のためには非常に有益な練習になります。
ロボットアームのキャプチャー訓練と非常に良く似ているので、これはやりがいがあります!



 
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