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2016年4月24日
無事に星の街に到着しています。
一昨日からまた冷え込んできたようで、到着時の気温は6度。
ヒューストンとの落差に驚きます。
冬場は温水ヒーターで家の中を温めるのですが、その大元のバルブを閉めてしまった後らしく、コテージの中でも夜は冷え込みがきついです(´;ω;`)
久しぶりに会う星の街のNASAオフィスの方々も元気そうでした。
早速、ソユーズのマニュアルを受け取りに行きましたが、月曜からは新型ソユーズのシステム訓練があるので、大量の教科書がメールボックスに詰め込まれていました。
レフトシーターとしてシステム訓練をバリバリに受けていた頃を思い出しました。
もちろん、今は全てが新しい内容というわけではありません。
新型と言っても、そのシステムの大部分は旧型と同じだからです。
打ち上げが迫ってくると、長期滞在経験者から実際の体験談やアドバイスをメールで頂くことも増えてきます。
特に、宇宙飛行士候補者2009年クラスの同期の仲間からの情報は非常にありがたいです。
みな初飛行になるので、どういうところで驚いたとか、どういうところは訓練と全く一緒だったとか、そういった情報がとても参考になります。
今日受け取ったメールで私が一番驚いたのは、ロケットによって宇宙飛行士が感じる乗り心地が大きく異なるという点です。
人によっては、ISSにドッキングするまで終始スムーズな飛行だったという人もいれば、第2段エンジンの噴射に伴う振動がすごくて驚いたとか、自分のときは第3段の振動がすごかったとか。
本当に千差万別です。
私が乗っていたボーイング767型の飛行機でも、機体毎の特徴の差がとても大きかったのですが、それと全く同じことがロケットでも言えるようです。
それを知っておくだけでも、心構えが全然違ってきますよね。
先輩からの引き継ぎに感謝!です。
私は車の運転中はよく携帯を接続して音楽を聴いているのですが、先日、この接続が億劫になって、久しぶりにデッキに入れたまま放置されていたCDを聴いてみました。
何のCD入れてたっけなあ、と思っていると流れてきたのはロシア語の教科書のCD。
一番初期の頃の教科書に付属していたCDでした。
当時は難しく感じた内容も、今ではほとんど一発で聞き取れるようになっていて、自分の成長を感じつつ。
何とはなしに流していたCDから聴こえてきたダイアローグ(会話)にビックリ仰天!
かなりぶっ飛んだ内容に、思わず車を運転しながら「おーいっ!!」とツッコんでしまいました(;・∀・)
そのダイアローグは、形容詞についての学習の中に出てくるもので、ヴェーラとエレーナという2人の女性の間で交わされる会話でした。
以下、日本語訳になります。
エレーナ「ヴェーラ、どうしてあなたはそんな古いリュックサックを使ってるの?」
ヴェーラ「古くないわよ。これ、新しいのよ」
エレーナ「本当にそれ新しいの??古っぽいけど。じゃあ、どうしてそんなダサいジャケットを着ているの?」
ヴェーラ「ダサいですって?これ、とても流行なのよ」
エレーナ「それが流行のジャケット?変なの。ところで、あなたのハイヒールどうしてそんなに大きいの?」
ヴェーラ「このハイヒール、大きくなんかないわよ。小さいハイヒールよ」
エレーナ「小さいですって?まあ、そうかもしれないわね。。。ヴェーラ、どうしてあなたのその青いコート、そんなに安っぽいの」
ヴェーラ「これが安っぽいですって?これ、とても高価なコートなのよ」
エレーナ「これが高価なコート?本当に??ふうん、まあそうかもしれないわね」
ヴェーラ「・・・・エレーナ。あの男の人知ってる?ほら、あそこの」
エレーナ「どれ?ああ、あの良い感じの人?いいえ、知らないわ」
ヴェーラ「あの人、カッコいいと思う?」
エレーナ「ヴェーラ、何言ってるの。もちろん、カッコいいわよ」
ヴェーラ「あの人、私の彼なの」
最初は、(エレーナ、なんて失礼なやつなんだ!)と思いながら聴いていると、最後の最後に待っていたのはヴェーラの痛烈なしっぺ返しwww
(ナイス、ヴェーラ!!)と車の中で1人で大爆笑してしまいました。
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