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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年9月27日

10日間続いたENERGY(エナジー)実験の基礎データ取得が、終わりました。
最終日の今日は、朝から数えて2回目と3回目のトイレでそれぞれ採尿をしました。
その間はきっちりと1時間空けるように言われていましたので、忘れないように目覚まし時計をセットしておきました。
きっちり1時間というのは、恐らくその1時間で尿となって排出される水素と酸素の同位体の量を見たいのでしょうね。

また、普段自分が愛飲している飲料水のサンプル採取も行いました。
これは、通常私たちが飲んでいる水にも、少量の同位体が含まれているため、いわばバックグラウンドデータとして日頃飲んでいる水にどれくらいの同位体が含まれているかを知りたいようです。
ヒューストンでは、私はペットボトルの水を主に飲みますので、その水をサンプルとして採取しました。

あとは、晴れてアームバンド型のモーションセンサーを外せました。
このアームバンドは、この後ESAに送り返されることになるので、その間もしっかりとデータが保持されるように、こちらで新しい電池に入れ替えておきます。
フランスの実験担当者の手元に届いてから、データが解析されることになっています。
良いデータが取れていると良いのですが。

実際の測定は、これで全て終了しました。
あとは10日間の食事記録を作成して、今回の基礎データ取得も終わりです。
食事はほとんど写真に撮ってあるので、そういう場合は写真を担当者に送るだけで良いことになっています。
市販の飲食物を消費した場合は、そのカロリー数や栄養バランスなどが記載されたラベルも一緒に写真に収めてあります。

実際に宇宙ステーションに行って90日以上が経過した段階で、今回の基礎データ取得と全く同じことをやることになっています。
どのような結果が出てくるのか楽しみです。



 
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