このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年9月25日

ヒューストンに帰ってきました。
ドイツ滞在中はすっきりしない曇り空が続いていたので、ヒューストンの真っ青な空を見ただけで心なしか心が弾みます。
早いもので、バックアップクルーとしての任務が近付いてきています。
ヒューストンにはこのさき約1か月滞在した後、いよいよソユーズ45Sのバックアップクルーとしてロシア、さらにはカザフスタンへ。
ロシアではソユーズとISSロシア区画の試験があって、無事それに合格すると、晴れてカザフスタンのバイコヌール宇宙基地への切符を手に出来ます。
残り少なくなってきたヒューストンでの日々も、大切に過ごさなければなりません。

ESAでの訓練は終わりましたが、ENERGY(エナジー)実験の基礎データ取得はまだ続いています。
10日間の食事記録、採尿、活動度を測るためのアームバンド装着は土曜日までです。
飲み物は水以外、食べ物は全て記録につけなければいけませんので、自然と間食が減っています。
というか、間食していません。
これは、何を食べているかを知られるのが嫌なわけでは決してなく、単にあとで記録にするのが面倒なだけです。

幸い、採尿は2日に1回なのでそれほど負担はありません。
朝起きてすぐの尿ではなく、2回目の尿を採取(?)するよう言われています。
なんでも朝イチのものは、濃すぎるのだとか・・・
今日の飛行機のフライトは朝だったので、自分の尿を機内に持ち込まなくてもいいように、頑張って朝から水分を沢山取って、ホテルで今日の分の採尿は終えました。

意外と、10日間アームバンドを装着しっぱなしというのが、小さなストレスになっています。
皮膚に当たる側のセンサーで体温とかを測っているので、十分な接触を確保するためにはそれなりにキツく締めておかなければならず、また人一倍も人十倍も汗っかきの私は、アームバンドを付けている部分の皮膚が蒸れて蒸れて(笑)
でも宇宙環境でのデータと比較するためには、地上でしっかりと基礎データを取っておく必要があるので我慢です!

来週いっぱい、訓練は語学訓練以外ありませんので、このGoogle+の投稿もその間不定期になりますが、どうぞご了承下さい。
何か書きたいな、というネタが出てきたら投稿しますので。
「そんなの耐えられない!」というそこのあなたのために、読み物をリンクで貼っておきます。
以前、7月に帰国した際のインタビューになります。
1時間ほどのインタビューが、前中後編の3回に分けて掲載されています。
ほぼノーカットで、私の発言がかなり忠実に紙面に起こされているので、お時間のある時でも是非ご覧ください。


大西宇宙飛行士、こんにちは!(前編)| ファン!ファン!JAXA!



 
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約