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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年3月21日

(出典:JAXA)

今日はロシアで部分日食が見られるとあって、星の街でもピーク時のお昼時には多くの人が路上に出て太陽を見上げていました。
私もインストラクターの1人が設置した望遠鏡を覗かせてもらいました。
また星の街のNASA事務所でも、所長のダニエル・バーバンク飛行士自ら、色々なグッズを用意して、関係者全員でこの天体ショーを楽しみました。

バーバンクさん、一体どこからこんなものゲットしてきたの?というくらい、様々な日食観測グッズが勢ぞろいです。
みんな日食を写真に収めようと頑張っているのですが、明るすぎてなかなかうまくいきません。
私もたくさん撮ってみましたが、何とかそれらしく見えるのはこの1枚だけでした。
これ、溶接工の方が使うような、工業用の顔面マスク越しに撮った太陽です。
本当にどこからゲットしてきたんでしょう(^^;)

今日の日食は最大で65%くらい太陽が隠れるというものでしたので、はっきりと周りが暗くなったりするわけではないのですが、それでも少し暗くなったのと体感気温が下がったのは感じました。
逆に言うと、残りの35%でもこんなに明るいのかという驚きの方が強かったです。
地球上の全生命活動を支える太陽エネルギーのすごさを改めて感じました。

さてさて、今日の訓練は、ロシア語の授業とソユーズに搭載されるメディカルキットに関する紹介でした。
ソコル宇宙服を着込む際に必ず身に着けることになっている、医療データ用ハーネスの脱着の仕方を実習しました。
このハーネスによって、常に私たちの心電図と呼吸データが記録され、通信が確立されていれば地上でリアルタイムにモニターすることができます。
例えば打ち上げ時などは、どんなに経験豊かな宇宙飛行士でも、どんなに冷静に振舞っている宇宙飛行士でも、体自体は本能的に緊張していて、それがデータではっきりとわかるそうです。
ただ、時間の経過とともに通常値に戻っていくとも聞きました。

また、医薬品キットの中では特に宇宙酔いを防止・軽減する薬について時間を割いて説明を受けましたが、こればかりは個人差があって、行ってみないことには予測がつかないそうです。
初めての宇宙飛行時に自分の体が一体どういう反応を示すか、自分でも予想がつきません。
それだけに、ちょっと楽しみでもあります。

それでは、皆さんどうぞ良い週末を♪



 
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