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2015年4月14日
今日は終日打ち合わせと広報対応を1件行いました。
長期滞在ミッションにアサインされてから、広報対応をする機会はめっきり減ってしまいましたので、たまにあるとすごく緊張します(^^;)
これでは今週末の特別公開での講演が思いやられますね。
昨日の夜は久しぶりにANA時代のパイロット仲間たちと会いました。
同期はみんな機長になっていて、既に太平洋路線などの長距離国際線でもフライトしているそうです。
私がANAを去る時、1つ大きな心残りだったことが、「機長になる」という大きな目標への道のりの途中でパイロットを辞めることでした。
副操縦士から機長になるには、会社によって差はありますが、10年以上の研鑽が必要です。
3本線の肩章の、線を1つ増やして4本線にするのに、それだけの年月が必要なのです。
その道のりの途中で、私は宇宙飛行士になる道を選びました。
何だか半人前のまま、パイロットの世界から逃げ出すようで、後ろめたい気持ちがあったのを今でも覚えています。
そんなとき、快く背中を押して送り出してくれたのが、パイロットをはじめとする会社の仲間たちでした。
その同期たちが、一足先に大きな目標を達成して、機長として世界中の空を飛んでいるというのは、非常に良い刺激になります。
私も負けていられません。
宇宙飛行士の仕事はパイロットの仕事と共通している部分が多いように思います。
エアラインのパイロットとして学んだ知識、経験をもとに、宇宙飛行士としての職務をしっかりと果たしていくことが、昔お世話になった方々への恩返しになると信じています。
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