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2015年6月17日
今日オフィスの自分の部屋に行くと、机の上に絵が置かれてありました。
私たちの長期滞在を担当する船外活動のインストラクターが置いていってくれたようです。
今度の船外活動訓練がんばって!というメッセージです。
絵も上手ですし、なんだか心が温まりますよね(^^)
さて、今日は訓練は予定されておらず、お陰で終日その船外活動訓練の準備ができました。
準備の仕方はクルーそれぞれでしょうが、私の場合、手順書をよく読みこんで、パソコンのISSの3Dモデルソフト上で実際の作業の流れをイメージします。
手順を一から暗記するということはしません。
手順だけでも20ページ以上の膨大な量ですし、暗記に頼るとそれが間違っていた時が怖いです。
ですので、作業の大まかな流れを理解するようにしています。
お昼にはケイトと自分たちのプランについて話し合いました。
共有しておくべき情報の確認がメインです。
例えば自分一人で行う作業でも、安全上ケイトにも知っておいてもらいたいこと、もしかするとケイトの手助けが必要になるかもしれないことなどを、お互いに情報交換しておきます。
時にはお互いの作業手順を入れ替えたりして、自分たちがより効率的だと思うように手順書を書き換えることも多々あります。
2人で手順書を読み合わせていくと、自分は考えもしていなかった観点で物事を見ていたり、お互いに新しい発見があってとても勉強になります。
昨日、船外活動はボディーポジションが全て、というようなことを書きましたが、それ以外にも本当に些細に思われることが、タスクの成否に直結してくることがあります。
例えば、命綱を自分の体の右側につけるか、左側につけるかや、工具箱を右側に置くか左側に置くか、などです。
実際に自分が作業する時のことを想像しながら、そういった細かい部分を決めていくのは、ちょっとしたパズルを解いていくようなものでしょうか。
手間はかかりますが、それだけにそれが上手くいった時は嬉しいものです(^^)
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