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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2016年1月27日

昨日はほぼ終日、HTVに関する訓練を受けました。
私たちのバックアップクルーの、NASAのペギー・ウィットソン飛行士やESAのトーマス・ペスケ飛行士と一緒です。

HTVミッションの一連の流れ(打ち上げからISSとの結合、離脱、大気圏突入まで)と、その中でのクルーが関連するタスクについての説明を受け、次にHTVの各システムに関する説明がありました。

HTVはそのミッションの全てが地上から管制されるので、そのシステムについては本当に最小限の訓練しか私たちは受けません。
私たちが入室することになる与圧部にある環境制御システムについては少し掘り下げて習いますが、他の電力システムや熱制御システムについてはさらっと流す程度です。
私たちの訓練は効率化が進められており、必要な知識の選別が明確に行われているのを実感します。
このあたり、ロシアで行われるソユーズ宇宙船の訓練とは少し勝手が異なります。

昼食を挟んで午後はHTVに関連する緊急事態対処法の確認を行いました。
HTV内で火災が発生した場合の自動化処置、クルーが行うパワーダウン処置について、実際の手順書に沿って操作を練習した後、急減圧発生時の手順についても確認しました。

急減圧発生時にはHTVのハッチを閉める際にHTV特有の操作が必要なのですが、この時はその操作が必要な意味について、私たちクルーとインストラクター、管制チームメンバーを交えてかなり白熱した議論が展開されました。
こうした手順の背景をしっかりと知ることは、実際の現場でクルーが臨機応変な対処を求められた際に判断を下すうえで非常に有益なので、ISS第51次長期滞在でISSコマンダーを務める予定のペギーなどは「とっても良いディスカッションだった」と満足していましたし、私も非常に勉強になりました。

今日は私単独での「きぼう」に関する訓練が終日予定されており、午後にはメディアの方々への訓練公開や記者会見もあります。
私のミッションロゴについても、その場で発表させて頂きますのでどうぞお楽しみに!



 
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