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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

2015年5月 6日

カメラの設定に関する訓練(出典:JAXA)

はい、今日は思いっきり筋肉痛です(^^;)
最近年を取ったからか、2日後くらいに筋肉痛がきたりするのですが、今回はすぐにきました。

午前中は、写真の撮りかたについての実習がありました。
これまで何度かのクラスで、基本的なカメラの機能について学んできましたが(写真参照)、今日はISSのモックアップを使って、実際に写真を撮りながら様々な場面での設定やレンズの選択について教わりました。

それにしても、写真というのは奥が深いですね。
同じ場面でも、カメラのセッティングを少し変えるだけで全然違う写真が撮れるので面白いです。
ただ、逆に考えると目的に相応しい写真を撮るには、数ある選択肢の中から最適なセッティングを見つけなければいけない難しさもあります。

私は自分でも一眼レフカメラを持っていますが、ロクに説明書も読まずに使っているので、モードはオートマティック以外ほとんど使ったことがありません。
ボタンもシャッターボタンを押すだけで、設定をいじったりするようなこともありません。
こういうのを宝の持ち腐れと言うのでしょう。

ISSで宇宙飛行士がどのような用途にカメラを使用するかというと、例えば地球の様子を撮影したり、宇宙船を撮影したり、自分が行っている作業の様子を撮影したり、地上からのリクエストに応じて特定の部品や箇所を撮影したり、その用途は様々です。

今日は、まずはオートマティックモードを使用して色々なものを撮る練習から始まり、焦点ポイントの変更、測光エリアの変更、「絞り」の違いによる撮れるイメージの違い、ISO感度の選択、外付けフラッシュの使用法などなど、多くのことを学びました。

より実践に即した練習では、あるコネクターが損傷しているという設定で、そのプラグを接写して地上に送るために、どうすれば良い写真が撮れるかや、明るい地球をバックグラウンドにしてISS内にいる宇宙飛行士と地球の両方を綺麗に写しこむ為のテクニックなどを練習しました。

プラグを接写する練習では、普通のレンズでは十分に接近して撮れないので、マクロレンズと呼ばれる接写用のレンズに交換して、マニュアルフォーカスを使用して撮影を行いました。
ただそれだけでは、プラグの中を綺麗に撮影することができません。
カメラの上部についているフラッシュの光が、角度のためにプラグの中まで届かずに十分な明るさで撮影できないからです。
その対策として、フラッシュの光を迂回させてレンズの周りで光るようにするアクセサリーを取り付けてやると、綺麗にプラグの中まで写りこみます。

地球と人を一緒に写真に収める為には、測光は地球に合わせて固定しておき、フラッシュの光で宇宙飛行士を明るく照らしてやる必要があります。

ほんのちょっとの工夫で、普通にやると撮れないような写真が撮れるので、場面場面に合わせた設定を考えるのは面白くもありますし、難しくもありますね。


写真をPCに取り込む作業について(出展:JAXA)
カメラの設定に関する訓練(出展:JAXA)


 
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