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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第515号

2013年1月16日

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1686日経過しました

マランゴニ対流実験やHicari実験の準備作業、MCEの運用などを継続

軌道上の「きぼう」船内実験室(写真中央は作業中のケビン・フォード、トーマス・マーシュバーン両宇宙飛行士)(出典:JAXA/NASA)

軌道上の「きぼう」船内実験室(写真中央は作業中のケビン・フォード、トーマス・マーシュバーン両宇宙飛行士)(出典:JAXA/NASA)

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」(Marangoni Exp/MEIS)実験の第5シリーズを継続しています。

今回の実験では、直径5cmの液柱を用い、臨界点から数倍大きい高マランゴニ数条件までの対流遷移過程の観察や、様々な条件下での粒子集合構造(Particle Accumulation Structure: PAS)の発生の確認などを行っています。

勾配炉実験ラックの温度勾配炉(Gradient Heating Furnace: GHF)では、「微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究」(Hicari)実験の準備作業を行っています。この作業は2月3日まで実施する計画です。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、ポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)に搭載したミッション機器による実験運用を継続しています。

MCEでは、技術実証を目的とした「宇宙インフレータブル構造の宇宙実証」(SIMPLE)「EVA支援ロボットの実証実験」(REX-J)「船外実験プラットフォーム用民生品ハイビジョンビデオカメラシステム」(COTS HDTV-EF)と、地球観測を目的とした「地球超高層大気撮像観測」(IMAP)「スプライト及び雷放電の高速測光撮像センサ」(GLIMS)の5種類のミッションを行っています。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、そのほか、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)の後期運用が続けられています。


【Pick Up】
国際宇宙ステーション「きぼう」利用成果シンポジウム(第4回)の内容を公開
講演を行う向井宇宙飛行士(出典:JAXA)

講演を行う向井宇宙飛行士(出典:JAXA)

2012年11月5日にJAXA主催で行われた「国際宇宙ステーション『きぼう』利用成果シンポジウム(第4回)~宇宙と地上の暮らしに役立つ『宇宙医学』~」での講演内容をまとめたページを公開しました。
 
「宇宙実験室のおもしろさ」や「骨量減少対策の成果と意義」など、向井宇宙飛行士ら登壇者による講演の概要を要約記事として読めるほか、配信協力会社による録画映像の視聴、配布されたプログラムやパンフレットをPDFデータでダウンロードできます。ぜひご覧ください。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5171日経過しました

第34次長期滞在クルー
ケビン・フォード(コマンダー、NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は83日、クリス・ハドフィールド(CSA)、トーマス・マーシュバーン(NASA)、ロマン・ロマネンコ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は25日経過しました。

クルーはISS運用を継続、地上からの遠隔操作でRRM運用を実施

軌道上のRRM実験装置(出典:JAXA/NASA)

軌道上のRRM実験装置(出典:JAXA/NASA)

第34次長期滞在クルーのフォード宇宙飛行士らは、科学実験や国際宇宙ステーション(ISS)船内のメンテナンス作業などを引き続き行ったほか、1月14日には、ISSで緊急事態が発生した場合に備え、ソユーズ宇宙船で脱出する手順について訓練を行いました。

軌道上では、1月14日から24日にかけて、地上からの遠隔操作により、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)を使用して、ロボットによる燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission: RRM)実験装置の運用が行われています。RRM実験装置は、燃料が尽きた人工衛星に軌道上で燃料を補給することで人工衛星の寿命を延長するための技術実証を目的とした実験装置で、最後のスペースシャトルミッション(2011年7月)でISSへ運ばれました。

今回の運用では、いよいよ燃料補給の技術実証に向け、デクスターによりRRM実験装置内のバルブにアクセスして外すとともに、模擬液体燃料を搭載したタンクから別のタンクへ移送する手順の確認が行われる予定です。

インフォメーション

「宇宙から見たオーロラ展2013」開催中、1月31日(木)まで

ISSから撮影されたオーロラの写真(出典:JAXA/NASA)

ISSから撮影されたオーロラの写真(出典:JAXA/NASA)

JAXA共催イベント「宇宙から見たオーロラ展2013」が、東京都新宿区のコニカミノルタプラザにて開催中です。

本イベントでは、星出宇宙飛行士が2012年の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在時に撮影したオーロラ写真のほか、古川宇宙飛行士が2011年のISS長期滞在時に超高感度カメラで撮影したオーロラや流星などの映像も展示します。また、地上から見たオーロラ写真もご覧いただけます。

展示内容などの詳細はイベントのホームページをご覧ください。入場は無料です。皆様のご来場をお待ちしています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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