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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第419号

2011年2月 1日

トピックス

「こうのとり」2号機は予定通りISSへ結合、搭載品の移送を開始

国際宇宙ステーション(ISS)に接近する「こうのとり」2号機

国際宇宙ステーション(ISS)に接近する「こうのとり」2号機(出典:JAXA)


「こうのとり」2号機の把持成功を喜ぶHTV運用管制チーム

「こうのとり」2号機の把持成功を喜ぶHTV運用管制チーム(出典:JAXA)

SSRMSに把持され、ISSに結合される「こうのとり」2号機

SSRMSに把持され、ISSに結合される「こうのとり」2号機(出典:JAXA/NASA)

補給キャリア与圧部から搭載品を運び出すISSクルー

補給キャリア与圧部から搭載品を運び出すISSクルー(出典:JAXA/NASA)

宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)は、1月27日午後8時41分、ISSクルーが操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により把持され、1月28日午前3時34分にISSへの結合を完了しました。

その後、補給キャリア与圧部のハッチが開けられ、同日午前5時47分、ISSクルーが与圧部へ入室しました。当初、入室は1月29日に予定されていましたが、作業の進捗が早かったことから、予定より1日早い入室となりました。

1月31日から、補給キャリア与圧部内の搭載品をISS船内に移送する作業が本格的に開始されました。1月31日から2月1日にかけて、勾配炉実験ラックと多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)を「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置する作業が行われました。そのほかの搭載品も、順次ISS船内に移送される予定です。

また、2月1日には、曝露パレットを補給キャリア非与圧部から「きぼう」船外実験プラットフォームへ移設する作業が行われます。移設作業完了後は、曝露パレットに搭載されたNASAの物資であるカーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)とフレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)を、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)を使用してISS船外に仮設置する作業が行われる予定です。

「こうのとり」2号機がISSに向けて飛行している様子が、1月23日から27日にかけて、日本各地から肉眼で観測されました。その様子を撮影した写真がISS投稿写真ページに多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から971日経過しました

マランゴニ対流実験開始、「こうのとり」2号機で運ばれた実験ラックを設置


画像:「きぼう」船内実験室への設置が完了した勾配炉実験ラック

「きぼう」船内実験室への設置が完了した勾配炉実験ラック(出典:JAXA/NASA)

「きぼう」船内実験室では、1月27日に「マランゴニ対流における時空間構造」実験の第2シリーズの開始に向けた準備作業を行い、2月1日から実験を開始しました。

マランゴニ対流実験では、船内実験室にある流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)内部でシリコーンオイルによる大きな柱(液柱)を作り、液柱にマランゴニ対流を発生させて、液柱の表面の流速や温度の分布、内部の流れの変化を観察し、マランゴニ対流のメカニズムを解明することを目的としています。

今回の実験では、マランゴニ対流を観察する方法として、超音波によるドップラー効果を利用した超音波流速分布測定法(UVP)という方法で流れを測定します。流れの変化を敏感に捉えることや、流れの時間的、空間的な遷移・成長過程を詳細に計測することが可能なUVPの特長により、これまでにない実験データの取得が実現でき、新たな視点からの成果が期待されます。

1月31日から2月1日にかけて、「こうのとり」2号機で運ばれた勾配炉実験ラックと多目的実験ラック(MSPR)を「きぼう」船内実験室に設置する作業が行われました。設置完了後には、勾配炉実験ラックの起動準備作業が開始されました。起動準備作業完了後、動作確認を開始する予定です。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload: SEDA-AP)と全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4456日経過しました

第26次長期滞在クルー

スコット・ケリー(NASA)、アレクサンダー・カレリ(ロシア)、オレッグ・スクリポチカ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は115日、ドミトリー・コンドラティェフ(ロシア)、キャスリン・コールマン(NASA)、パオロ・ネスポリ(ESA)宇宙飛行士のISS滞在は45日経過しました。

「こうのとり」2号機、41PとISSに次々と宇宙機が到着


画像:プログレス補給船(41P)の打上げ

プログレス補給船(41P)の打上げ(出典:S.P.Korolev RSC Energia)

第26次長期滞在クルーは、1月28日の「こうのとり」2号機、1月30日のプログレス補給船(41P)とISSに次々と到着する宇宙機の対応や、到着後の物資の移送作業などに忙しい日々を過ごしました。

41Pは1月28日午前10時31分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、1月30日午前11時39分にISSへドッキングしました。

今後、2月24日には欧州補給機(ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」が、2月27日にはスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-133ミッション)がISSに到着し、ソユーズ宇宙船、プログレス補給船を含め、全5種類の宇宙機が同時にISSに結合する予定です。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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