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「きぼう」が「2010年度グッドデザイン賞ベスト15」を受賞しました!
「きぼう」日本実験棟が、2010年度グッドデザイン賞(Gマーク)にて「グッドデザイン賞ベスト15」を受賞し、11月に選出される大賞の候補となりました。
今回のグッドデザイン賞で、「きぼう」は「耐久性、安全性、操作性、高気密性など極限まで追求し、宇宙デブリ(ゴミ)からもプロテクトする新工法が考えられており宇宙スケールのグッドデザインである」と高く評価されました。
JAXAでは、今回の受賞を機に、より多くの方々に「きぼう」を利用いただき、科学的知見を得ること、地上の生活へ成果をフィードバックさせること、また日本の将来の有人宇宙活動を支える技術とデザインを開拓することを目指します。
MAXIにより「へびつかい座」に出現したX線新星を発見、世界に速報
9月25日、「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームに設置された全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)によって「へびつかい座」に出現したX線新星を発見し、世界に速報しました。
このX線新星はMAXI新星速報システムが捉えたもので、詳細な解析の結果、登録されていない新天体であることを確認し、MAXI J1659-152と命名するとともに天文電報ATelを通じて世界に速報しました。この速報を受け、世界の多くの天文台でX線、ガンマ線、光、電波による観測が行われています。
2009年10月以来、MAXIの運用により得られた観測データに基づき、50回以上の速報を行っています。今後も超新星やブラックホールと関わりの深いX線新星、γ線バーストなどの変動現象を世界中に速報し、光や電波などとの同時観測を促進します。