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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第314号

2008年10月14日

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から131日経過しました

マランゴニ対流実験、第1シリーズの終盤へ

マランゴニ対流実験の液柱の様子(側面から撮影)(クA輅AXA/諏訪東京理科大学)

マランゴニ対流実験の液柱の様子(側面から撮影)(クA輅AXA/諏訪東京理科大学)

「きぼう」日本実験棟では、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」(代表研究者:諏訪東京理科大学 河村洋教授)の実験が順調に行われています。この実験は、10月中に第1シリーズが終了し、その後、平成21年5月から第2シリーズが開始される予定です。

9月27日に世界で初めて、液柱長60mmでの詳細な実験データ取得に成功した後、液柱長を10mmにして液柱両端の温度差を変えながら、シリコーンオイル中の粒子集合現象発生や振動流遷移過程の詳細なデータを取得しました。10月13日からは、液柱の長さを変えながら実験を行っています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから3616日経過しました

ソユーズ宇宙船(17S)の打上げ、ISSドッキング成功

17Sクルー(中央:ロンチャコフ宇宙飛行士、右:フィンク宇宙飛行士、左:ギャリオット氏)(提供:NASA)

17Sクルー(中央:ロンチャコフ宇宙飛行士、右:フィンク宇宙飛行士、左:ギャリオット氏)(提供:NASA)

17S打上げ(クA輦.P.Korolev RSC Energia)

17S打上げ(クA輦.P.Korolev RSC Energia)

ISSに近づく17S(提供:NASA)

ISSに近づく17S(提供:NASA)

第17次長期滞在クルーのISS滞在は、セルゲイ・ヴォルコフ、オレッグ・コノネンコ両宇宙飛行士は187日、グレゴリー・シャミトフ宇宙飛行士は133日経過しました。

第18次長期滞在クルーのマイケル・フィンク、ユーリ・ロンチャコフ両宇宙飛行士と、宇宙旅行者のリチャード・ギャリオット氏を乗せたソユーズ宇宙船(17S)は、カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から10月12日午後4時01分に打ち上げられました。 17Sは順調に飛行を続け、10月14日午後5時26分に、ISSの「ザーリャ」(基本機能モジュール)ドッキングポートにドッキングしました。

ヴォルコフ、コノネンコ両宇宙飛行士は、フィンク、ロンチャコフ両宇宙飛行士と長期滞在クルーの引継ぎを行った後、ISSに9日間滞在したギャリオット氏とともに、ISSの「ピアース」にドッキング中のソユーズ宇宙船(16S)で10月24日に帰還する予定です。

インフォメーション

10月25日(土) 「宇宙に一直線!“きぼう”に向けてつくばから」 筑波宇宙センター特別公開

米国ヒューストンからの星出宇宙飛行士による講演や、ISSの最新情報の紹介、ロケット打上げ時の音響体験、宇宙空間や宇宙を支える技術を実験を交えて分かりやすく紹介するイベントなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。10月25日(土)はぜひ、皆様で筑波宇宙センターにお越し下さい。

第34回JAXAタウンミーティング in 松山:11月1日(土)開催、立川理事長、土井宇宙飛行士が参加

JAXAは、松山市施設管理公社(愛媛県)と共催で、第34回JAXAタウンミーティングを開催いたします。今回は、「松山から宇宙へ ~未来への扉を開こう~」と題し、JAXAの立川理事長が日本の宇宙開発について、土井宇宙飛行士が日本の有人宇宙活動について話をし、参加者の皆さんと意見交換を行う予定です。高校生以上を対象とし、事前申込み制です。皆様の参加をお待ちしております。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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