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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第416号

2011年1月12日

トピックス

「こうのとり」2号機は大型ロケット組立棟へ移動し、H-IIBロケットと結合


VABに移動する「こうのとり」2号機(出典:JAXA)

VABに移動する「こうのとり」2号機(出典:JAXA)


HTV運用管制室でのJMSTの様子(出典:JAXA)

HTV運用管制室でのJMSTの様子(出典:JAXA)

1月7日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)は、フェアリング(ロケットの先端に取り付ける「こうのとり」の機体を保護するカバー)に格納された状態で、種子島宇宙センターの第2衛星フェアリング組立棟(Second Spacecraft and Fairing Assembly Building: SFA2)から大型ロケット組立棟(Vehicle Assembly Building: VAB)へ移動しました。

VABへの到着後、1月7日から8日にかけて、H-IIBロケット2号機との結合が行われました。その後、補給キャリア与圧部への最後の物資搭載が開始されました。「こうのとり」2号機は、今後、射点への移動を行い、1月20日午後3時29分頃に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

筑波宇宙センター(TKSC)のHTV運用管制室では、「こうのとり」2号機の打上げに向け、最後となるNASA/JAXA合同シミュレーション(Joint Multi-Segment Training: JMST)が1月7日に実施されました。HTV運用管制チーム(HTV Flight Control Team: HTV FCT)の運用管制員と、NASAの飛行管制官は、「こうのとり」2号機の国際宇宙ステーション(ISS)への接近を模擬しながら、協調運用に必要となる技術の向上を目的として訓練を行いました。

古川宇宙飛行士が筑波宇宙センターにて「きぼう」に関わる訓練を実施


CsPINsで実施する作業の手順確認を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA)

CsPINsで実施する作業の手順確認を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA)

1月6日、国際宇宙ステーション(ISS)の第28次/第29次長期滞在クルーである古川宇宙飛行士は、筑波宇宙センター(TKSC)にて、「きぼう」日本実験棟に関わる訓練を行いました。

「きぼう」ロボットアームに関わる訓練では、シミュレータ上でロボットアームを操作して、船外装置の移設作業や船外装置の点検作業を想定した訓練を行いました。また、実験運用に関わる訓練では、3月以降に「きぼう」で行われる予定の生命科学実験「植物の重力依存的成長制御を担うオーキシン排出キャリア動態の解析」(CsPINs)で実施する作業の手順確認などの訓練を行いました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から951日経過しました

次のマランゴニ対流実験の準備を実施、MAXIサイエンスニュース26号掲載

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、1月10日と12日に、「マランゴニ対流における時空間構造」実験の第2シリーズの開始に向けた準備作業が行われています。この実験は、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して、1月下旬頃から開始する予定です。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

ホームページでは、MAXIサイエンスニュースを随時掲載しています。最新号の26号では、MAXIにより観測された変光星アルゴルからの巨大フレアのニュースを掲載しています。そのほか、X線新星の発見、MAXI国際会議での成果発表など、毎号大変興味深い話題を掲載していますので、ぜひご覧下さい。

STS-133ミッションの準備状況

ディスカバリー号の打上げは更に延期、次の打上げ目標日は2月25日以降

NASAは、2月3日以降を目標としていたスペースシャトル・ディスカバリー号の打上げを更に延期し、2月25日以降とする旨を発表しました。

この決定は、ディスカバリー号の外部燃料タンク(External Tank: ET)の中間タンク(ET内の液体酸素タンクと液体水素タンクを結合する構造物)で発見されたクラック(亀裂)について、中間タンクの補強修理などに時間を要するとの判断に基づくものです。

なお、ディスカバリー号の打上げ延期に伴い、スペースシャトル・エンデバー号(STS-134ミッション)の打上げも延期となる見込みです。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4436日経過しました

第26次長期滞在クルー

スコット・ケリー(NASA)、アレクサンダー・カレリ(ロシア)、オレッグ・スクリポチカ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は95日、ドミトリー・コンドラティェフ(ロシア)、キャスリン・コールマン(NASA)、パオロ・ネスポリ(ESA)宇宙飛行士のISS滞在は25日経過しました。

クルーはロシアの船外活動や「こうのとり」2号機の到着に向けた準備を実施


「ユニティ」(第1結合部)にて、第26次長期滞在クルー(出典:JAXA/NASA)

「ユニティ」(第1結合部)にて、第26次長期滞在クルー(出典:JAXA/NASA)

第26次長期滞在クルーは、米国時間1月20日に予定されているロシアの船外活動に向けた準備や、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の到着に向けた作業などに忙しい日々を過ごしました。

コールマン、ネスポリ両宇宙飛行士は、「こうのとり」2号機のISSへの結合時に船外活動が必要となった場合に備え、船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の整備や、作業手順の確認などを行いました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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