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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第453号

2011年10月18日

今週の国際宇宙ステーション(ISS)と古川宇宙飛行士

最初のISS構成要素打上げから4715日経過しました

第29次長期滞在クルー

マイケル・フォッサム(コマンダー、NASA)、古川聡(JAXA)、セルゲイ・ヴォルコフ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は130日経過しました。

古川宇宙飛行士はMSPRの初期動作確認やR2に関する作業などを実施


「コロンバス」(欧州実験棟)で体重測定を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

「コロンバス」(欧州実験棟)で体重測定を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

フォッサム宇宙飛行士とロボノート2(出典:JAXA/NASA)

フォッサム宇宙飛行士とロボノート2(出典:JAXA/NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の第29次長期滞在クルーは、3名体制でのISS運用に忙しい日々を過ごしました。古川宇宙飛行士は、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)の初期動作確認など「きぼう」日本実験棟に関する作業や、米国や欧州の実験に関する作業などを行いました。

10月13日、古川宇宙飛行士は、フォッサム宇宙飛行士とともに「デスティニー」(米国実験棟)でロボノート2(Robonaut 2: R2)の動作確認を実施しました。R2はクルーの作業負荷の軽減を目的とした米国の人型ロボットで、ISS船内の簡単なメンテナンス作業などを行うことができます。

古川宇宙飛行士らは、R2を保管バッグから取り出して組み立て、電源を投入して腕の関節の動作確認や視覚装置のテストなどを行い、正常であることを確認しました。その後、R2を保管姿勢に戻し、分解して保管バックに収納しました。

R2が軌道上で実際に腕を伸ばしたのは今回が初めてとなります。今後も引き続き様々な確認作業を行い、機能に問題ないことが確認されれば、実際の作業に投入される予定です。


【Pick Up】星出宇宙飛行士のTwitter始動!

訓練中の星出宇宙飛行士とTwitterのQRコード(出典:JAXA/NASA)

訓練中の星出宇宙飛行士とTwitterのQRコード(出典:JAXA/NASA)

2012年初夏頃から国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を開始する予定の星出宇宙飛行士のTwitterが、10月14日から始動しました。

星出宇宙飛行士は最初のツイートで「ツイッター、始めました! これから来年のミッションや訓練について、時々つぶやこうと思います。まだ初心者ですが、よろしくお願いいたしますm(_ _)m」と皆様へのご挨拶を述べています。

来年度に予定されているISS長期滞在ミッションの開始に向け、星出宇宙飛行士は現在NASAジョンソン宇宙センター(JSC)を中心として、筑波宇宙センター、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)などで行われる様々な訓練に参加しています。そういった訓練などの最新情報も、星出宇宙飛行士の生の声でTwitterで伝えていきます。

皆様のフォローと応援をよろしくお願いいたします!

トピックス

大西宇宙飛行士は天候の回復を待ってNEEMO15訓練を開始の予定

NEEMO15訓練に向けた準備としてダイビング訓練を行う大西宇宙飛行士(中央)(出典:JAXA/NASA)

NEEMO15訓練に向けた準備としてダイビング訓練を行う大西宇宙飛行士(中央)(出典:JAXA/NASA)

第15回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO15)訓練は、拠点となる海中研究施設「アクエリアス」があるフロリダ州キーラーゴ周辺の天候不良により、10月17日からの開始が見送られました。大西宇宙飛行士らは天候の回復を待って訓練を開始する予定です。

大西宇宙飛行士のNEEMO15訓練特設ページでは、「大西宇宙飛行士のNEEMO日記~海底からこんにちは~」を掲載しています。NEEMO15訓練の概要説明や訓練に向けた準備作業の解説に始まり、実際の訓練の様子を大西宇宙飛行士自身によるリポートでお届けしますので、ぜひご覧ください。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1230日経過しました

MSPRの初期動作確認、マランゴニ対流実験などを引き続き実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、10月16日、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)の初期動作確認を行いました。MSPRは、ユーザーが持ち込む小型・汎用的な実験装置に実験用の電力、通信などのリソースを提供する設備です。MSPRの初期動作確認は今後も継続的に行います。

また、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)にて、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第4シリーズを引き続き行っています。この実験は、2011年12月頃まで実施する計画です。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

インフォメーション

JAXAが協力する宇宙教育実験「スペースラボ」実験提案募集中!

JAXAは、YouTubeが募集する国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙教育実験「スペースラボ」に協力します。

この「スペースラボ」は14歳から18歳までの世界中の青少年を対象に宇宙空間で行う科学実験を募集し、その評価を競うものです。コンテストで優勝した実験は、ISSで実際に行われます。

協力の一環として、2012年初夏頃からISS長期滞在を予定している星出宇宙飛行士がアイデア選考に参加するとともに、優勝者の特典である種子島宇宙センターの見学受け入れを予定しています。

応募方法などの詳細についてはホームページをご覧ください。応募締切は12月7日(水)です。JAXAは、日本の皆様からのユニークで宇宙ならではの実験の提案応募を期待しています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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