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小型衛星放出技術実証ミッション成功! 5機の小型衛星を放出
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船外に搬出されたJ-SSOD(出典:JAXA/NASA)
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1回目の小型衛星放出後の星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)
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放出された小型衛星(FITSAT-1/F-1/TechEdSat)(出典:JAXA/NASA)
10月4日から5日にかけて、小型衛星放出技術実証ミッションが実施され、「きぼう」日本実験棟から5機の小型衛星の放出に成功しました。
今回のミッションは、軌道上の星出宇宙飛行士と、地上の「きぼう」運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)が連携して遂行しました。
「きぼう」のエアロック内のスライドテーブルに設置された小型衛星放出機構(JEM Small Satellite Orbital Deployer: J-SSOD)を船外に搬出し、ロボットアームにより小型衛星の放出ポイントへ移動する作業を、星出宇宙飛行士とJFCTの運用管制員が分担して行い、1回目の10月4日午後11時37分、星出宇宙飛行士の船内からのコマンドにより、2機の小型衛星(WE WISH、RAIKO)が放出されました。
続いて、2回目となる10月5日午前0時44分、「きぼう」運用管制室からのコマンドにより、3機の小型衛星(FITSAT-1、F-1、TechEdSat)が放出され、小型衛星放出技術実証ミッションは成功裏に終了しました。
今後、5機の小型衛星はそれぞれ地球周回軌道を飛行しながら、各衛星独自のミッションを行っていきます。
油井宇宙飛行士のISS長期滞在決定! 2015年6月頃から約6ヶ月間の予定
油井亀美也宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)第44次/第45次長期滞在クルーとしてISSに長期滞在することが決定しました。
油井宇宙飛行士は、滞在期間中はフライトエンジニアとして、ISSの運用、宇宙環境を利用した科学実験などをISSで行います。滞在時期は2015年6月頃から約6ヶ月間を予定しています。
油井宇宙飛行士は、「飛行までに必要な能力を身に付け、国民の皆様方或いは全人類の未来のために貢献したいと思います」と滞在に向けた抱負を語っています。