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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第322号

2008年12月 9日

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から187日経過しました

宇宙ステーション補給機(HTV)の近傍通信システム(PROX)の第2回確認試験が終了

HTVのISSへの接近イメージ

HTVのISSへの接近イメージ

宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)の第2回確認試験が、12月2日から4日にかけて行われました。

PROXは、HTVが国際宇宙ステーション(ISS)に接近およびランデブするために必要なシステムで、「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置され、ISSに接近したHTVと直接無線通信を行うほか、ISSとHTV間の相対距離および相対速度を計測する機能があります。

確認試験は、2009年9月に予定されているHTV技術実証機(初号機)打上げまでの間に4回の実施が計画されています。

今回は「きぼう」船内実験室内の衛星間通信システムラックに搭載されたPROXを起動し、STS-126(ULF2)ミッション中に船内保管室天頂部に取り付けられたGPSアンテナを使用して、PROXがGPS航法データを正常に処理できるか、処理されたGPS航法データが問題なく地上やHTVに送信できるかなどの試験を行いました。

次回の第3回確認試験は、GPS航法データを含めたシステム全体の通信機能、相対距離および相対速度計測機能などの確認を行うため、2009年6月頃に行われる予定です。

「きぼう」での実験「氷結晶成長におけるパターン形成」は順調に進行中

「きぼう」日本実験棟では、「氷結晶成長におけるパターン形成」(代表研究者:北海道大学低温科学研究所 古川義純教授)の実験が順調に行われています。

この実験は、対流のない微小重力ならではの環境を使って氷の結晶を成長させ、その様子を観察することで、氷の結晶成長過程に対する理解を深め、多くの物質の結晶成長の仕組みを理解することにも役立ちます。

本実験の詳細や、今後の予定については以下のページをご覧ください。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから3672日経過しました

STS-126(ULF2)ミッションでISSに運ばれた機材の機能確認が進行中

TOCA IIで作業を行うマグナス宇宙飛行士(STS-126ミッション)(提供:NASA)

TOCA IIで作業を行うマグナス宇宙飛行士(STS-126ミッション)(提供:NASA)

第18次長期滞在クルーのISS滞在は、マイケル・フィンク、ユーリ・ロンチャコフ両宇宙飛行士は56日、サンドラ・マグナス宇宙飛行士は23日が経過しました。

クルーは、STS-126(ULF2)ミッションでISSに運ばれた、ISS滞在クルーを3名から6名体制とするために必要な機材のひとつである水再生システム(Water Recovery System: WRS)の稼働状況の確認や、処理された水のサンプルの取得、有機炭素分析器(Total Organic Carbon Analyzer: TOCA II)によるサンプルの分析などを行いました。

この後、引き続きWRSの機能確認と、ISSトイレ(Waste and Hygiene Compartment: WHC)の起動および機能確認が行われる予定です。

なお、11月15日にISSから分離したプログレス補給船(30P)は、米国時間12月7日に大気圏に再突入し、太平洋上に安全に投棄されました。

トピックス

第29回宇宙ステーション利用計画ワークショップ ~「きぼう」利用が始まった~ を開催

ワークショップの様子

ワークショップの様子

12月8日、東京都千代田区の一橋記念講堂にて、第29回宇宙ステーション利用計画ワークショップ ~「きぼう」利用が始まった~ を開催し、約350名の皆様にご参加いただきました。

今回のワークショップでは、「きぼう」の組立て状況、行われた実験の内容、今後の実験の予定などについて、映像による紹介が行われました。そのほか、ISSからの地球観測・宇宙観測をテーマとした講演、2009年5月以降に打上げが予定されている、船外実験プラットフォームおよび実験装置を紹介するプログラムや、宇宙医学研究をテーマとした対談などが行われました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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