今週の国際宇宙ステーション(ISS)と星出宇宙飛行士
最初のISS構成要素打上げから5093日経過しました
第33次長期滞在クルー
サニータ・ウィリアムズ(コマンダー、NASA)、ユーリ・マレンチェンコ(ロシア)、星出彰彦(JAXA)宇宙飛行士のISS滞在は105日、ケビン・フォード(NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は5日経過しました。
新たなソユーズ宇宙船が到着、ドラゴン補給船運用1号機はミッションを完遂
星出宇宙飛行士ら第33次長期滞在クルーは、ソユーズ宇宙船(32S)の到着やドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)の離脱など、国際宇宙ステーション(ISS)を発着する宇宙機の対応に忙しい1週間を過ごしました。
新たに第33次長期滞在クルーに加わるフォード宇宙飛行士ら3名を乗せた32Sは、10月23日午後7時51分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月25日午後9時29分にISSへドッキングしました。星出宇宙飛行士らは新たなクルーの到着を歓迎し、6名体制でのISS運用を開始しました。
ドラゴン補給船運用1号機は、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートから取り外され、10月28日午後10時29分にSSRMSの先端から放出されました。星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士は、地上の運用管制チームと連携して、SSRMSによるドラゴン補給船運用1号機のISS離脱運用を実施しました。
その後、ドラゴン補給船運用1号機は大気圏再突入を行い、10月29日午前4時22分、米国カリフォルニア半島西方沖約400kmの太平洋上に着水しました。
プログレス補給船(49P)は、10月31日午後4時41分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、同日午後10時40分にISSへドッキングする予定です。
- 国際宇宙ステーションへのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション 32S
- 国際宇宙ステーションへの補給フライト SpX-1
- 国際宇宙ステーションへの補給フライト 49P
- 星出宇宙飛行士長期滞在
- 星出宇宙飛行士Twitter
- 国際宇宙ステーション(ISS)
【Pick Up】
星出宇宙飛行士にとってISS滞在中3回目となる船外活動の実施が決定!
米国の船外活動(US EVA20)の実施が、国際パートナー各極により正式に決定されました。US EVA20では、P6トラスの太陽電池パドル熱制御システム(Photovoltaic Thermal Control System: PVTCS)で発生している微量の液体アンモニア漏れの対処として、流体配管のバイパス路を作る作業などが計画されています。
US EVA20は11月1日午後9時15分から開始される予定です。船外作業は星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士が担当します。NASA TVでライブ中継が行われますので、星出宇宙飛行士の勇姿をぜひご覧ください。