ISS・きぼうウィークリーニュース第463号
2011年12月27日
トピックス
星出宇宙飛行士らはバックアップ任務を解除され、29S打上げを見守る
打上げ前の29S搭乗クルーとバックアップクルー(出典:S.P.Korolev RSC Energia)
ソユーズTMA-03M宇宙船(29S)の打上げ(出典:S.P.Korolev RSC Energia)
新たな国際宇宙ステーション(ISS)の第30次長期滞在クルー3名を乗せたソユーズTMA-03M宇宙船(29S)は、12月21日午後10時16分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。
バックアップクルー(交代要員)に任命されていた星出宇宙飛行士ら3名は、29S搭乗クルーが問題なく搭乗したことによりバックアップ任務を解除され、射点の近くで打上げの様子を見守りました。
星出宇宙飛行士は、Twitterで「Great launch!! 素晴らしい打ち上げでした!! 」と打上げの様子をツイートしています。
星出宇宙飛行士は、今後、第32次/第33次長期滞在クルーとして2012年6月から開始予定のISS長期滞在に向けた訓練に戻ります。星出宇宙飛行士Twitterでは、飛行前の訓練の様子などを紹介するとともに、ISS滞在中も科学実験やISSでの日常生活などを随時ツイートしていく予定です。皆様のフォローをお待ちしています。
また、星出宇宙飛行士がISS長期滞在中に着用するTシャツへのプリントデザインを募集し、皆様からご応募頂いた219点の応募作品の中から、12点のデザイン画を選定しました。
ホームページでは、星出宇宙飛行士のコメントとともに選定されたデザイン画を掲載していますので、ぜひご覧ください。
【写真で振り返る2011年有人宇宙ニュース~そして2012年へ】
ISS・きぼうウィークリーニュースは今週号が2011年最後の号となります。1年間ご愛読ありがとうございました。
新年最初の号は2012年1月10日(火)発行予定です。2012年も引き続きISS・きぼうウィークリーニュースをよろしくお願いいたします。
今週のきぼう
「きぼう」船内実験室運用開始から1300日経過しました
「きぼう」ロボットアームの遠隔操作デモンストレーション#3実施
「きぼう」ロボットアーム遠隔操作デモンストレーションの様子(12月6日)(出典:JAXA)
筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」日本実験棟運用管制室からのコマンドにより「きぼう」ロボットアームを遠隔操作するデモンストレーション#3を、12月6日(#1と#2を実施)に続き、12月20日に実施しました。
今回のデモンストレーション#3では、親アームを「きぼう」船外実験プラットフォーム上のグラプル・フィクスチャ(把持部)へ段階的に接近させ、最終的に親アームのエンドエフェクタ(把持手)で把持しました。その後、エンドエフェクタの把持を解放し、親アームを通常の保管姿勢に戻しました。
今後、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)で運ぶ曝露パレットに関する運用を遠隔操作で行う予定です。また、子アームの遠隔操作についても検討を開始します。
「きぼう」船内実験室では、勾配炉実験ラックの温度勾配炉(Gradient Heating Furnace: GHF)にて、「微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究」(Hicari)の開始に向けた準備作業を引き続き行っています。
そのほか、12月24日には、「きぼう」船内の宇宙放射線計測(Area PADLES)で使用する受動積算型宇宙放射線線量計を取り付ける作業を行いました。
今週の国際宇宙ステーション(ISS)
最初のISS構成要素打上げから4785日経過しました
第30次長期滞在クルー
ダニエル・バーバンク(コマンダー、NASA)、アントン・シュカプレロフ(ロシア)、アナトーリ・イヴァニシン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は41日、オレッグ・コノネンコ(ロシア)、アンドレ・カイパース(ESA)、ドナルド・ペティット(NASA)宇宙飛行士のISS滞在は3日経過しました。
新たな長期滞在クルー3名が到着、ISSは6名での運用体制へ
6名体制となった第30次長期滞在クルー(出典:JAXA/NASA)
新たにISS長期滞在クルーに加わるコノネンコ宇宙飛行士らを乗せたソユーズ宇宙船(29S)は、12月24日午前0時19分に国際宇宙ステーション(ISS)へドッキングしました。その後、同日午前2時43分に29SとISS間のハッチが開かれ、コノネンコ宇宙飛行士らがISSへ入室しました。
バーバンク宇宙飛行士らは新たな長期滞在クルーを歓迎し、6名体制でのISS運用を開始しました。
ISS長期滞在を開始したコノネンコ宇宙飛行士らは、科学実験やメンテナンス作業など通常の業務を開始するとともに、緊急事態が発生した場合の対応手順や避難ルートなどISSの安全に関わる説明や、ISS船内の装置の説明などのオリエンテーションを受けました。