このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第452号

2011年10月12日

トピックス

古川宇宙飛行士は宇宙医学実験支援システムの技術実証実験などを実施


米国の教育プログラムの一環である植物実験に関する作業を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

米国の教育プログラムの一環である植物実験に関する作業を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)のトレーを開ける古川宇宙飛行士(解説映像のひとこま)(出典:JAXA/NASA)

冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)のトレーを開ける古川宇宙飛行士(解説映像のひとこま)(出典:JAXA/NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の古川宇宙飛行士は、宇宙医学実験支援システムの技術実証実験など、「きぼう」での実験に関する作業や、10月29日にISSからの分離が予定されているプログレス補給船(42P)に積み込む廃棄品などの収集、米国の教育プログラムの一環である植物実験で使用する商用バイオプロセッシング装置(Commercial Generic Bioprocessing Apparatus: CGBA)の点検などの作業を行いました。

10月8日、古川宇宙飛行士は軌道上の「きぼう」日本実験棟と地上の筑波宇宙センター(TKSC)とを結んで、宇宙医学実験支援システムの技術実証実験を行いました。

宇宙医学実験支援システムは、軌道上で様々な医学機器から取得した医学実験データを軌道上で一元管理し、その解析情報を軌道上と地上とでモニタできる共通的なプラットフォームシステムです。

技術実証実験では、古川宇宙飛行士の医師の視点から、システムの操作性やデータインターフェースの信頼性、利便性などを検証し、今後の軌道上における運用へ向けた課題を抽出します。

大西宇宙飛行士、NEEMO15訓練への参加に向けた準備万端!


過去のNEEMO13訓練の様子と大西宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA/NOAA/UNCW)

過去のNEEMO13訓練の様子と大西宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA/NOAA/UNCW)

大西宇宙飛行士は、10月17日から29日にかけて行われる第15回NASA極限環境ミッション運用(NASA Extreme Environment Mission Operations: NEEMO 15)訓練への参加に向けた準備を進めています。

NEEMO訓練は、米国フロリダ州沖合の海底約20mに設置された「アクエリアス」と呼ばれる閉鎖施設内で生活を行い、宇宙飛行に似た環境下で、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションなどで必要となるリーダーシップやチームワーク、自己管理などの能力を向上させるとともに、ISSおよび将来的な惑星探査に向けた新技術・ミッション運用技術の開発などを目的として実施します。

ホームページでは大西宇宙飛行士の訓練の様子を現地からリポートする「大西宇宙飛行士のNEEMO日記~海底からこんにちは~」を掲載します。大西宇宙飛行士の訓練にかける意気込みや感想などをお楽しみください。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1224日経過しました

GHFの初期動作確認、マランゴニ対流実験などを継続的に実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、勾配炉実験ラックの温度勾配炉(GHF)の初期動作確認を継続的に行っています。GHFの動作確認完了後には、GHFを使用した初の実験である「微小重力下におけるTLZ法による均一組成SiGe結晶育成の研究」(Hicari)を開始する予定です。

また、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)にて、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第4シリーズを引き続き行っています。この実験は、2011年12月頃まで実施する計画です。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4709日経過しました

第29次長期滞在クルー

マイケル・フォッサム(コマンダー、NASA)、古川聡(JAXA)、セルゲイ・ヴォルコフ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は124日経過しました。

クルーは3名体制でのISS運用に忙しい日々を過ごす

古川宇宙飛行士ら第29次長期滞在クルーは、様々な科学実験やメンテナンス作業など、3名体制でのISS運用に忙しい日々を過ごしました。

プログレス補給船(42P)は10月29日にISSから分離する予定です。その後、新たなプログレス補給船(45P)がロシアのソユーズロケットにより、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から10月30日に打ち上げられ、打上げから3日後の11月2日にISSへドッキングします。

45Pの到着後、新たなISS長期滞在クルー3名を乗せたソユーズ宇宙船(28S)が11月14日に打ち上げられる予定です。28Sには、NASAのダニエル・バーバンク宇宙飛行士、ロシアのアントン・シュカプレロフ、アナトーリ・イヴァニシン両宇宙飛行士が搭乗します。

インフォメーション

つくばにおいでよ! 筑波宇宙センター特別公開、10月15日(土)開催

平成22年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開の様子(出典:JAXA)

平成22年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開の様子(出典:JAXA)

平成22年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開の様子(出典:JAXA)

平成22年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開の様子(出典:JAXA)

特別公開当日は、米国ヒューストンと筑波宇宙センターを結んで星出宇宙飛行士がライブ中継で講演を行うほか、古川宇宙飛行士が撮影した「きぼう」日本実験棟船内実験室の3D映像体験コーナー、「きぼう」や「こうのとり」の運用管制室の特別公開、JAXA職員による宇宙医学生物学などの講演会などのイベントを用意して皆様のご来場をお待ちしております。

なお、星出宇宙飛行士の講演の模様はインターネットでライブ中継を行う予定です。詳細はホームページをご覧ください。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約