このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第507号

2012年11月13日

今週の国際宇宙ステーション(ISS)と星出宇宙飛行士

最初のISS構成要素打上げから5107日経過しました

第33次長期滞在クルー

サニータ・ウィリアムズ(コマンダー、NASA)、ユーリ・マレンチェンコ(ロシア)、星出彰彦(JAXA)宇宙飛行士のISS滞在は119日、ケビン・フォード(NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は19日経過しました。

星出宇宙飛行士らは帰還に向けた準備などに忙しい日々を過ごす

NanoStep実験に向けた専用機器の交換作業を行う星出宇宙飛行士(9月25日撮影)(出典:JAXA/NASA)

NanoStep実験に向けた専用機器の交換作業を行う星出宇宙飛行士(9月25日撮影)(出典:JAXA/NASA)

星出宇宙飛行士ら軌道上の第33次長期滞在クルーは、科学実験やメンテナンス作業のほか、ソユーズ宇宙船(31S)の帰還に向けた準備などに忙しい日々を過ごしました。

11月7日、星出宇宙飛行士はウィリアムズ、マレンチェンコ両宇宙飛行士とともにソコル宇宙服を着用し、帰還に備えた気密検査や、31Sのシートライナーへの着座状態の確認などを実施しました。また、フォード宇宙飛行士への業務引継ぎなどを随時行っています。

星出宇宙飛行士は自身のTwitterで、「来週の今頃は、ISSを離れて帰還中・・・。名残惜しい」と帰還を控えた心境についてツイートしています。

星出宇宙飛行士らの搭乗する31Sは、11月19日午前7時26分に国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、同日午前10時53分に地上へ着陸する計画です。

31Sの分離と着陸の模様をインターネットやパブリックビューイングなどでライブ中継します。放送内容や予定日時などの詳細はホームページをご覧ください。多くの皆様のご視聴・ご参加をお待ちしています。



【Photo Gallery】
いよいよ帰還間近! 星出宇宙飛行士のISS長期滞在を写真で振り返る

11月19日、星出宇宙飛行士は約4ヶ月間を過ごしたISSに別れを告げ、地上へ帰還する予定です。

星出宇宙飛行士は7月15日にソユーズ宇宙船(31S)に搭乗して地上を離れ、7月17日からISS長期滞在を開始しました。直後に宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)をJAXA宇宙飛行士として初めてISSで迎えるとともに、小型衛星放出技術実証ミッションやドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)の到着などに対応しました。

また、滞在期間中に3回の船外活動を行い、「きぼう」日本実験棟での実験に関する作業や国際パートナーの医学研究の被験者としての作業など、多岐にわたる作業を実施しました。

ソユーズ宇宙船に搭乗する星出宇宙飛行士ら
星出宇宙飛行士らの搭乗するソユーズ宇宙船の打上げ
「こうのとり」3号機の到着
小型衛星放出技術実証ミッション
ドラゴン補給船運用1号機の到着
3回の船外活動を実施(US EVA18, US EVA19, US EVA20)
「きぼう」での実験に関する軌道上作業を実施
国際パートナーの医学研究の被験者としての作業を実施

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1622日経過しました

NanoStep実験の3回目を開始、Medaka Osteoclast実験などを継続

AQHの飼育水槽にて、メダカへの給餌の様子(出典:JAXA/NASA)

AQHの飼育水槽にて、メダカへの給餌の様子(出典:JAXA/NASA)

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)を使用して、「微小重力における溶液からのタンパク質結晶の成長機構と完全性に関するその場観察による研究」(NanoStep)の3回目の実験を、11月12日から開始しました。

この実験では、微小重力環境でタンパク質結晶の成長過程を“その場”(リアルタイム)で観察・測定し、結晶品質と成長メカニズムとの関連を調べることを目的としています。

多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)水棲生物実験装置(Aquatic Habitat: AQH)にて、「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析」(Medaka Osteoclast)実験を引き続き行っています。

この実験では、軌道上の微小重力環境でメダカを飼育し、骨代謝を詳細に解析することで、微小重力環境で生じる骨量減少のメカニズムに迫ることを目的としています。

そのほか、11月9日に「長期宇宙滞在宇宙飛行士の毛髪分析による医学生物学的影響に関する研究」(Hair)のサンプル採取を行いました。

また、11月9日から11日にかけて、「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究」(Biological Rhythms))の一環として、心電図の記録などを行っています。この実験は11月12日から14日にかけても実施します。

インフォメーション

星出宇宙飛行士交信イベント「秋の夜長は、サイエンスカフェ」ライブ中継!

交信イベントに参加する星出宇宙飛行士(11月6日撮影)(出典:JAXA/NASA)

交信イベントに参加する星出宇宙飛行士(11月6日撮影)(出典:JAXA/NASA)

11月14日(水)、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の星出宇宙飛行士ライブ交信イベント~秋の夜長は、サイエンスカフェ@筑波宇宙センター~を開催します。

本イベントでは、宇宙分野で活躍する学生の皆さんによる「きぼう」日本実験棟をはじめとする宇宙利用の可能性についてのパネルディスカッションや、星出宇宙飛行士との交信を行います。

会場にお越し頂けない皆様にも本イベントの模様をご覧頂けるよう、インターネットライブ中継を行います。放映時間などの詳細はホームページをご覧ください。皆様のご視聴をお待ちしています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約