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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第448号

2011年9月13日

トピックス

古川宇宙飛行士は宇宙医学実験支援システムの技術実証実験などを実施

宇宙医学実験支援システムの技術実証実験を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA)

宇宙医学実験支援システムの技術実証実験を行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA)


ISSの運動装置の定期メンテナンスを行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

ISSの運動装置の定期メンテナンスを行う古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の古川宇宙飛行士は、宇宙医学実験支援システムの技術実証実験や多目的実験ラック(MSPR)の初期動作確認、ISSの運動装置の定期メンテナンスなどを行い1週間を過ごしました。

9月6日夕方、古川宇宙飛行士は軌道上の「きぼう」日本実験棟と地上の筑波宇宙センター(TKSC)とを結んで、宇宙医学実験支援システムの技術実証実験を行いました。実験の様子はプレス公開され、多くの報道関係者が集まりました。

今回の実験では、事前に軌道上の医学機器により取得した古川宇宙飛行士の医学データを宇宙医学実験支援システムに取り込み、解析結果を確認しながら軌道上の古川宇宙飛行士と地上の医師との間で模擬問診などを行い、システムの有効性を実証するとともに、ふたりの医師の視点からシステムの操作性や解析結果の視認性などの評価を行いました。

9月14日、古川宇宙飛行士は交信イベント「【重力とともに生きる】~宇宙飛行士との対話を通して健康について考える~」に参加します。

イベントでは、ISS長期滞在による医学的な知見が高齢者の健康増進などに役立つことを紹介します。イベントの模様はインターネットでライブ中継する予定です。放映時間などの詳細はホームページをご覧ください。多くの皆様のご観覧をお待ちしています。

「きぼう」ロボットアームなどが「日本ロボット学会 実用化技術賞」を受賞!

表彰式に参加したJAXAおよび「きぼう」ロボットアームの開発に携わった企業と運用を担当している企業の関係者(出典:JAXA)

表彰式に参加したJAXAおよび「きぼう」ロボットアームの開発に携わった企業と運用を担当している企業の関係者(出典:JAXA)

「きぼう」日本実験棟のロボットアームと装置交換機構による軌道上組立技術が「第16回日本ロボット学会 実用化技術賞」を受賞し、9月8日、芝浦工業大学にて表彰式が執り行われました。

今回の受賞では5台の船外実験装置と2台の曝露パレットとを「きぼう」船外実験プラットフォームへ取り付けた「きぼう」ロボットアームの実績と、宇宙ロボット・組立システムに必要な技術が、適切な事前検証を経て開発され、軌道上実証された点や、学術的にも有用な成果が得られた点、日本が有する高いロボット技術などを国内外に示した点が評価されました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1195日経過しました

マランゴニ対流実験の準備などを実施、JAXA PCG実験はまもなく終了予定

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」実験の第4シリーズの開始に向け、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)の準備作業を9月12日から開始しました。準備作業は9月14日まで行われ、9月中旬頃から実験を開始する予定です。

流体実験ラックの蛋白質結晶生成装置(Protein Crystallization Research Facility: PCRF)で実施していた4回目の「タンパク質結晶生成実験」(JAXA PCG)は、9月15日で終了する予定です。生成されたタンパク質結晶は、9月16日に帰還が予定されているソユーズ宇宙船(26S)で地上に回収されます。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4680日経過しました

第28次長期滞在クルー

アンドレイ・ボリシェンコ(コマンダー、ロシア)、アレクサンダー・サマクチャイエフ(ロシア)、ロナルド・ギャレン(NASA)宇宙飛行士のISS滞在は160日、マイケル・フォッサム(NASA)、古川聡(JAXA)、セルゲイ・ヴォルコフ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は95日経過しました。

ボリシェンコ宇宙飛行士らは9月16日の帰還に向けた準備を実施

ボリシェンコ宇宙飛行士ら3名は、ソユーズ宇宙船(26S)による帰還に向け、回収品の整理や業務の引き継ぎなどの準備を進めています。

ボリシェンコ宇宙飛行士らを乗せた26Sは、9月16日午前9時38分にISSから分離し、同日午後1時00分に地上へ帰還する予定です。ボリシェンコ宇宙飛行士らの帰還により第29次長期滞在クルーとなる古川宇宙飛行士らは、当面の間、3名でISSを運用します。

プログレス補給船(44P)の事故の影響により、ロシアの宇宙機の打上げについては引き続き検討が行われていますが、NASAの情報によれば、ソユーズ宇宙船(28S)の前にプログレス補給船(45P)を打ち上げ、物資の補給とともにソユーズロケットの安全性の確認を行うことが計画されています。

インフォメーション

よくわかる「きぼう」利用成果ミニシンポジウム開催、参加者募集中

JAXAは、「よくわかる『きぼう』利用成果ミニシンポジウム~宇宙放射線と生命の関わりを知ろう~」を、9月28日(水)午後6時から東京都千代田区の學士會館にて開催します。

本シンポジウムでは、「きぼう」で実施している宇宙放射線が生命に与える影響の研究とその成果を解説するとともに、これから放射線と向き合って生きていく私達が暮らす社会と今後進めるべき宇宙放射線研究の関連について議論します。

参加は無料ですが事前申し込みが必要です。詳細はホームページをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしています。

星出宇宙飛行士が着用するTシャツのデザイン募集、9月23日(金)まで

JAXAは、星出宇宙飛行士が第32次/第33次国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中に、ISSおよび「きぼう」日本実験棟での活動時に着用するTシャツのプリントデザインを募集しています。星出宇宙飛行士に対するメッセージや宇宙への思い、または宇宙開発の未来を自由にデザインに表現してください。

応募方法などの詳細はホームページをご覧ください。多くの皆様からのご応募をお待ちしています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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