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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第510号

2012年12月 4日

トピックス

星出宇宙飛行士が米国ヒューストンから帰還後初の記者会見に参加

帰還後初めての記者会見に参加する星出宇宙飛行士(出典:JAXA)

帰還後初めての記者会見に参加する星出宇宙飛行士(出典:JAXA)

11月29日朝、星出宇宙飛行士はJAXAヒューストン駐在員事務所と東京事務所、ワシントン駐在員事務所をテレビ会議で接続して行われた帰還後記者会見に参加しました。

星出宇宙飛行士は、冒頭の挨拶で、「あっという間の4ヶ月でした。最後の2週間はこれで帰ってしまうのが寂しく、名残惜しい気持ちが強かった。非常に楽しい時間を過ごさせていただきました」と国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在について語るとともに、地上の運用管制チームの支援や皆様からの応援に対する感謝を述べました。

挨拶の後、質疑応答が行われました。自身が取り付けた「きぼう」日本実験棟船内実験室に再び戻った感想や、帰還後のリハビリテーションの経過についてなど、報道関係者からの多岐にわたる質問に、星出宇宙飛行士はひとつひとつ丁寧に答えました。

「きぼう」船内実験室についての質問に、星出宇宙飛行士は、ISSへの取付け直後と比較して「良い意味で手垢が付いており、『使ってもらっている、実験してもらっている』場になっていました」と語りました。また、リハビリテーションに関する質問については、「現在、非常に厳しいインストラクターのもと、リハビリ中で体を戻しています。自分では90%は回復した感じがします」と述べました。

今後、星出宇宙飛行士はNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を拠点として医学検査やリハビリテーションを引き続き行うとともに、ISS長期滞在に関する技術報告会の準備などを行う予定です。



【Pick Up】
星出宇宙飛行士のISS長期滞在中の活動をまとめた総括ページ公開中!
小型衛星放出技術実証ミッションの準備を行う星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

小型衛星放出技術実証ミッションの準備を行う星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

星出宇宙飛行士長期滞在ページに、星出宇宙飛行士のISS長期滞在中における活動をまとめた総括ページを公開しました。

ソユーズ宇宙船(31S)による打上げと帰還、「きぼう」での実験や小型衛星放出技術実証ミッションに関する作業、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)などISSを発着した宇宙機に関する作業、3回におよぶ船外活動など、星出宇宙飛行士の軌道上での活動について分かりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。

また、星出宇宙飛行士&「きぼう」日本実験棟検定<初級編&上級編>などの参加型企画も引き続き公開しています。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1643日経過しました

「きぼう」での実験などを継続、MAXIサイエンスニュース最新号公開

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)水棲生物実験装置(Aquatic Habitat: AQH)「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析」(Medaka Osteoclast)実験を、流体実験ラックの溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)「微小重力における溶液からのタンパク質結晶の成長機構と完全性に関するその場観察による研究」(NanoStep)の3回目の実験を、それぞれ引き続き行っています。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、ポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)に搭載した5種類のミッション機器による実験運用を継続しています。そのほか、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用、超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)の後期運用などが続けられています。

ホームページでは、MAXIサイエンスニュースを随時掲載しています。最新号の44号では、白鳥座で極超新星の痕跡を発見した可能性についてお伝えしています。そのほか、50年ぶりに脚光を浴びるさそり座X線源の仲間など、毎号大変興味深い話題を掲載していますので、ぜひご覧下さい。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5128日経過しました

第34次長期滞在クルー

ケビン・フォード(コマンダー、NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は40日経過しました。クリス・ハドフィールド(CSA)、トーマス・マーシュバーン(NASA)、ロマン・ロマネンコ(ロシア)宇宙飛行士は、12月21日からISS滞在を開始する予定です。

33S搭乗クルーが正式に承認、ISSに1年間滞在するクルーが発表される

ISS第34次長期滞在クルー6名(出典:JAXA/NASA)

ISS第34次長期滞在クルー6名(出典:JAXA/NASA)

新たに第34次長期滞在クルーに加わるハドフィールド宇宙飛行士ら3名は、ソユーズ宇宙船(33S)の打上げに向け、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)で11月27日から28日にかけて行われた最終試験にバックアップクルーとともに合格し、33S搭乗クルーとして正式に承認されました。

ハドフィールド宇宙飛行士らを乗せた33Sは、12月19日にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、12月21日に国際宇宙ステーション(ISS)へドッキングする計画です。

NASA、ロシアを含むISS計画の国際パートナー各極の合意により、2015年春頃から2016年春頃にかけてISSに1年間滞在するクルーとして、スコット・ケリー宇宙飛行士(NASA)とミカエル・コニエンコ宇宙飛行士(ロシア)の2名を任命したことが発表されました。

ISSでは初めてとなる1年間の長期滞在は、将来的な惑星探査などの有人宇宙活動に向けて、医学的なデータなどを取得することを目的としています。

現在の計画では、JAXAの油井宇宙飛行士が第44次/第45次長期滞在クルーとして2015年6月頃から約6ヶ月間ISSに滞在することが既に決まっており、油井宇宙飛行士はケリー宇宙飛行士らとISSで生活を共にすることになります。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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