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星出宇宙飛行士が米国ヒューストンから帰還後初の記者会見に参加
11月29日朝、星出宇宙飛行士はJAXAヒューストン駐在員事務所と東京事務所、ワシントン駐在員事務所をテレビ会議で接続して行われた帰還後記者会見に参加しました。
星出宇宙飛行士は、冒頭の挨拶で、「あっという間の4ヶ月でした。最後の2週間はこれで帰ってしまうのが寂しく、名残惜しい気持ちが強かった。非常に楽しい時間を過ごさせていただきました」と国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在について語るとともに、地上の運用管制チームの支援や皆様からの応援に対する感謝を述べました。
挨拶の後、質疑応答が行われました。自身が取り付けた「きぼう」日本実験棟船内実験室に再び戻った感想や、帰還後のリハビリテーションの経過についてなど、報道関係者からの多岐にわたる質問に、星出宇宙飛行士はひとつひとつ丁寧に答えました。
「きぼう」船内実験室についての質問に、星出宇宙飛行士は、ISSへの取付け直後と比較して「良い意味で手垢が付いており、『使ってもらっている、実験してもらっている』場になっていました」と語りました。また、リハビリテーションに関する質問については、「現在、非常に厳しいインストラクターのもと、リハビリ中で体を戻しています。自分では90%は回復した感じがします」と述べました。
今後、星出宇宙飛行士はNASAジョンソン宇宙センター(JSC)を拠点として医学検査やリハビリテーションを引き続き行うとともに、ISS長期滞在に関する技術報告会の準備などを行う予定です。
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ソユーズ宇宙船(31S)による打上げと帰還、「きぼう」での実験や小型衛星放出技術実証ミッションに関する作業、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)などISSを発着した宇宙機に関する作業、3回におよぶ船外活動など、星出宇宙飛行士の軌道上での活動について分かりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。
また、星出宇宙飛行士&「きぼう」日本実験棟検定<初級編&上級編>などの参加型企画も引き続き公開しています。