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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第375号

2010年2月23日

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4113日経過しました

約10日間にわたる共同作業を終え、STS-130クルーを送り出す

キューポラにて、野口(左)、ウィリアムズ(右)両宇宙飛行士(提供:NASA)

キューポラにて、野口(左)、ウィリアムズ(右)両宇宙飛行士(提供:NASA)

ISSクルーとSTS-130クルー11名全員での記念撮影(提供:NASA)

ISSクルーとSTS-130クルー11名全員での記念撮影(提供:NASA)

第22次長期滞在クルーのISS滞在は、ジェフリー・ウィリアムズ、マキシム・スライエフ両宇宙飛行士は144日、オレッグ・コトフ、野口聡一、ティモシー・クリーマー宇宙飛行士は63日が経過しました。

野口宇宙飛行士らISSクルーは、約10日間にわたる共同作業を終えてSTS-130クルーをISSから送り出し、5名での運用体制に戻りました。

2月17日にはSTS-130ミッションの第3回船外活動が実施され、船外活動クルーによりキューポラ外部の整備作業が行われた後、初めてキューポラの窓のデブリ防護用のシャッターが開かれました。クルーはキューポラ内部の整備作業などのかたわら、7枚の窓から見下ろす地球の風景を楽しみました。

第3回船外活動ではそのほか、「トランクウィリティー」(第3結合部)外部の整備作業や、前日の2月16日にトランクウィリティーの左舷側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に移設された与圧結合アダプタ3(PMA-3)外部の整備作業などが行われました。

2月18日、水再生システム(Water Recovery System: WRS)ラックなどをトランクウィリティー内に移設する作業や、スペースシャトル・エンデバー号のバーニアスラスタを使用したISSのリブースト(軌道上昇)が実施されました。ISSは、今回のリブーストと、エンデバー号の分離後に実施された計2回のリブーストにより、4月初旬に打上げが予定されているソユーズTMA-18宇宙船(22S)と、スペースシャトル・ディスカバリー号(STS-131ミッション)の到着に適した軌道高度に引き上げられました。

2月19日、物資の移送や軌道上共同記者会見などを終えた後、STS-130クルーはISSから退室し、ISSとエンデバー号の間のハッチが閉じられました。

2月20日午前9時54分、エンデバー号はISSから分離しました。野口宇宙飛行士らISSクルーは地上に帰還するエンデバー号を見送り、5名での運用体制に戻りました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から628日経過しました

Myco実験終了、マランゴニ対流実験は順調にデータを取得

2月18日、「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価」(Myco)実験が行われました。取得された実験サンプルはスペースシャトル・エンデバー号(STS-130ミッション)で地上に回収され、詳細な分析が行われます。

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、「マランゴニ対流における時空間構造」実験が実施されており、順調に実験データが取得されています。また、「タンパク質結晶生成実験」(JAXA PCG)が順調に進められています。

3月2日からは、「微小重力環境でのナノスケルトン作製」(NANOSKELETON1)が行われる予定です。この実験では、微小重力環境を利用して高機能多孔質骨格構造体(ナノスケルトン)を創製します。現行の光触媒に置換わりうる性能を有する触媒製品の開発につながることによって、低コストで高効率な太陽電池材料の創製や有害物質除去など、環境・エネルギー問題への貢献が期待できます。

そのほか、「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)および超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(Superconducting Submillimeter-Wave Limb-Emission Sounder: SMILES)の観測運用が続けられています。

STS-130ミッションの結果

STS-130ミッションは終了、次のSTS-131ミッションへ

エンデバー号の着陸(提供:NASA)

エンデバー号の着陸(提供:NASA)

スペースシャトル・エンデバー号(STS-130ミッション)は、飛行15日目の2月22日午後0時20分にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸し、13日と18時間6分にわたるミッションを終えました。

KSCでは、次のスペースシャトル・ディスカバリー号(STS-131ミッション)の打上げに向けた準備が進められていますが、フロリダ州における低気温の影響により、オービタ整備施設(Orbiter Processing Facility: OPF)からスペースシャトル組立棟(Vehicle Assembly Building: VAB)へのディスカバリー号の移動スケジュールが見直され、打上げ目標日が変更されました。ディスカバリー号は米国時間4月5日以降に打ち上げられる予定です。

STS-131ミッションでは、補給物資や実験ラックなどを「レオナルド」(多目的補給モジュール1)に搭載してISSへ運搬します。また、山崎宇宙飛行士が搭乗し、ISS長期滞在クルーの野口宇宙飛行士と共同作業を行います。ISSにJAXAの宇宙飛行士が2名滞在するのは初めてのことになります。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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