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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第451号

2011年10月 4日

トピックス

古川宇宙飛行士はMSPRの初期動作確認や廃棄品の整理などを実施


「クエスト」(エアロック)で作業する古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

「クエスト」(エアロック)で作業する古川宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


地上と宇宙での身体の運動制御の違いを解説する古川宇宙飛行士(教育ビデオ撮影)(出典:JAXA)

地上と宇宙での身体の運動制御の違いを解説する古川宇宙飛行士(教育ビデオ撮影)(出典:JAXA)

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中の古川宇宙飛行士は、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)の初期動作確認など、「きぼう」日本実験棟に関する作業や、プログレス補給船(42P)に積み込む廃棄品などの収集、ロシアの広報イベントへの参加などを行いました。

9月29日、古川宇宙飛行士はMSPRの初期動作確認の一環として、MSPRの構成機器であるビデオ録画装置(Video Record Unit: VRU)や画像の伝送処理システムであるマルチプロトコルコンバータ(Multi Protocol Converter: MPC)、ラップトップコンピュータなどを起動し、ISS支援コンピュータ(Station Support Computer: SSC)からUSBメモリを使用したウィルスチェックを実施して、MSPRのUSB通信回線を確認しました。

MSPRは、ユーザーが持ち込む小型・汎用的な実験装置に実験用の電力、通信などのリソースを提供する設備です。

そのほか、42Pの分離に向けた準備として、米国のモジュール内の不要品を、廃棄品リストに従い収集する作業を行いました。42PはISS船内の不要品などを搭載し、10月29日にISSから分離する予定です。

「きぼう」が「Space Automation and Robotics Award 2011」受賞!


表彰式の様子(出典:JAXA)

表彰式の様子(出典:JAXA)

「きぼう」日本実験棟および技術試験衛星VII型「きく7号」(ETS-VII)に用いられているロボットアームの、宇宙空間における運用実験の実績が、アメリカ航空宇宙学会(American Institute of Aeronautics and Astronautics: AIAA)による 「AIAA Space Automation and Robotics Award 2011」を受賞しました。

今回の受賞は、「きぼう」ロボットアームの打上げに先立ち、米国のスペースシャトルミッション(STS-85、1997年8月打上げ)で実施した、世界初の宇宙空間における精密ロボットアーム運用実験と、ETS-VII(1997年11月打上げ)における衛星搭載ロボットアームの地上からの遠隔制御実験の実績を讃えるもので、JAXA(当時のNASDA)の「きぼう」チームとETS-VIIチームに対し贈られました。

なお、JAXAの「はやぶさ」チームにも「2011 AIAA Space Operations and Support Award」が贈られました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1216日経過しました

マランゴニ対流実験、MSPRの初期動作確認などを引き続き実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)にて、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」の第4シリーズを継続的に行っています。この実験は、2011年12月頃まで実施する計画です。

マランゴニ対流実験では、シリコーンオイルという液体で大きな柱(液柱)を作り、液柱の内部の流れの変化や、それに伴う温度分布の変動を調べます。

また、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)の初期動作確認を9月29日に行いました。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4701日経過しました

第29次長期滞在クルー

マイケル・フォッサム(コマンダー、NASA)、古川聡(JAXA)、セルゲイ・ヴォルコフ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は116日経過しました。

宇宙ゴミの接近が予測されたため、回避のための軌道制御を実施

古川宇宙飛行士ら第29次長期滞在クルーが滞在するISSに、宇宙空間に浮遊する人工物体の宇宙ゴミ(スペースデブリ)の接近が予測されたため、9月30日、地上からのコマンドにより、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)のエンジンを使用してISSの軌道制御(デブリ回避マヌーバ)が行われました。この軌道制御の実施により、スペースデブリはISSに衝突することなく通過しました。

なお、今回の軌道制御は10月16日に予定されていたISSのリブースト(軌道上昇)を前倒しにした結果となり、ISSの平均軌道高度は4.6km上昇して約387kmとなりました。ISSのリブーストは、11月2日に予定されているプログレス補給船(45P)の到着までに今後2回実施されます。

インフォメーション

星出宇宙飛行士と話そう! 筑波宇宙センター特別公開、10月15日(土)開催


特別公開ポスターと星出宇宙飛行士(出典:JAXA)

特別公開ポスターと星出宇宙飛行士(出典:JAXA)

「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開を10月15日(土)に開催します。

当日は、米国ヒューストンと筑波宇宙センターを結んで星出宇宙飛行士がライブ中継で講演を行います。2012年初夏頃から国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を開始する予定の星出宇宙飛行士に、直接話を聞いたり質問したりできるチャンスです。ぜひ会場にお越しください。

ほかにも盛りだくさんのイベントを用意してお待ちしています。イベントの詳細などはホームページをご覧ください。皆様のご来場をお待ちしています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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