このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。

<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。

サイトマップ

宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センタートップページ
  • Menu01
  • Menu02
  • Menu03
  • Menu04
  • Menu05
  • Menu06
  • Menu07

ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第422号

2011年2月22日

トピックス

「こうのとり」2号機のハーモニー天頂側への移設作業完了

ディスカバリー号の到着に備えハーモニーの天頂側に移動された「こうのとり」2号機(出典:JAXA/NASA)

ディスカバリー号の到着に備えハーモニーの天頂側に移動された「こうのとり」2号機(出典:JAXA/NASA)

2月18日から19日にかけて、スペースシャトル・ディスカバリー号(STS-133ミッション)の到着に備え、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)を「ハーモニー」(第2結合部)の天頂側(上側)に移設する作業が行われました。

国際宇宙ステーション(ISS)クルーが操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により、「こうのとり」2号機はハーモニーの天頂側に移設されました。移設完了後、「こうのとり」2号機の補給キャリア与圧部のハッチが開けられました。

ディスカバリー号は2月25日に打ち上げられ、2月27日にISSへドッキングする予定です。約7日間のドッキング期間を終了し、ディスカバリー号がISSから分離した後、「こうのとり」2号機はハーモニーの地球側(下側)に再移設されます。

再移設後には、3月末頃に予定されているISSからの分離に向け、与圧部内の搭載品をISS船内に移送する作業と、ISS船内の不要品を与圧部内に収容する作業が引き続き行われます。

若田宇宙飛行士のISS長期滞在決定、日本人初のISSコマンダーに任命


ソコル宇宙服を着用した若田宇宙飛行士(ISS第18次長期滞在時)(出典:JAXA/NASA)

ソコル宇宙服を着用した若田宇宙飛行士(ISS第18次長期滞在時)(出典:JAXA/NASA)

若田光一宇宙飛行士が、ISS第38次/第39次長期滞在クルーとして、ISSに長期滞在することが決定しました。

若田宇宙飛行士は、第38次長期滞在ではフライトエンジニアとして、ISSの運用、「きぼう」日本実験棟を含むISS各施設のシステム運用、日本および国際パートナーの科学実験をはじめとする宇宙環境の利用に重点をおいた活動などをISSで行います。第39次長期滞在では日本人初のコマンダーとして、滞在期間中の指揮をとることになります。滞在時期は2013年の年末頃から約6ヶ月間を予定しています。

2月17日に米国ヒューストンと東京を結んで行われた記者会見で、若田宇宙飛行士は、第39次長期滞在のコマンダーに任命されたことについて「重要な任務を与えられたことを嬉しく思う」と述べ、「日本人の和の心を大切にチームを取りまとめていきたい。各国の宇宙飛行士一人一人の目指すものをしっかりと理解して、チームとして最大の成果を挙げたい」と意気込みを語りました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から992日経過しました

温度勾配炉の動作確認作業を継続、マランゴニ対流実験などを実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置された勾配炉実験ラックの温度勾配炉(Gradient Heating Furnace: GHF)内で発生したGHF制御装置と試料自動交換機構制御装置間の通信エラーについて、原因究明および復旧に向けた作業を引き続き行っています。

「マランゴニ対流における時空間構造」実験の第2シリーズを、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して継続的に実施しています。

2月21日から22日にかけて、「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究」(Biological Rhythms)の一環として、心電図の記録などを行いました。この実験は2月23日から24日にかけても行います。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用が続けられています。

STS-133ミッションの準備状況

ディスカバリー号の打上げ日時は2月25日午前6時50分に正式決定

米国時間2月18日に開催された飛行準備審査会(Flight Readiness Review: FRR)にて、スペースシャトル・ディスカバリー号(STS-133ミッション)の打上げを2月25日午前6時50分に実施することが正式に決定されました。

STS-133ミッションでは、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)を改修した恒久型多目的モジュール(Permanent Multipurpose Module: PMM)と、エクスプレス補給キャリア4(Express Logistics Carrier 4: ELC-4)を国際宇宙ステーション(ISS)に運搬します。

STS-133クルーは打上げに備え、2月21日にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に移動しました。打上げに向けたカウントダウンは、2月22日午前5時から開始されました。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4477日経過しました

第26次長期滞在クルー

スコット・ケリー(NASA)、アレクサンダー・カレリ(ロシア)、オレッグ・スクリポチカ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は136日、ドミトリー・コンドラティェフ(ロシア)、キャスリン・コールマン(NASA)、パオロ・ネスポリ(ESA)宇宙飛行士のISS滞在は66日経過しました。

ロシアの船外活動などを実施、ATV2は当初の予定より1日遅れて打上げ

第26次長期滞在クルーは、ロシアの船外活動や、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の移設作業などに忙しい日々を過ごしました。

2月16日から17日にかけて、スクリポチカ、コンドラティェフ両宇宙飛行士によるロシアの船外活動で、船外実験装置の取付けや回収などが行われました。

欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」は、2月17日午前6時50分にアリアン5ロケットにより、フランス領ギアナのクールー宇宙基地から打ち上げられました。当初、ATV2は2月16日に打ち上げられる予定でしたが、アリアン5ロケットの推進薬の流量を示すデータに誤った値が生じた可能性があったことから、打上げが1日延期されました。

プログレス補給船は(39P)は2月20日午後10時12分にISSから分離し、太平洋上に安全に投棄されました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約