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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第520号

2013年2月19日

トピックス

若田、油井両宇宙飛行士がISS長期滞在に向けた訓練を実施中

ロシアの船外活動訓練にて、若田宇宙飛行士(船外活動クルーの支援を担当)(出典:JAXA/GCTC)

ロシアの船外活動訓練にて、若田宇宙飛行士(船外活動クルーの支援を担当)(出典:JAXA/GCTC)

若田、油井両宇宙飛行士は、それぞれの国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に向けた訓練を実施しています。

若田宇宙飛行士は、2013年末頃から第38次/第39次長期滞在クルーとしてISSに滞在する計画です。第38次長期滞在ではフライトエンジニアとしてISSの運用などに携わり、第39次長期滞在では日本人初のISSコマンダーを務め、ISS運用の指揮を執ります。

若田宇宙飛行士が、Twitterを始めました。早速、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)での訓練の様子などをツイートしていますので、ぜひフォローしてください。

GCTCで訓練中の油井宇宙飛行士(出典:JAXA/GCTC)

GCTCで訓練中の油井宇宙飛行士(出典:JAXA/GCTC)

油井宇宙飛行士は、2015年6月頃から第44次/第45次長期滞在クルーとしてISSに滞在する計画です。

油井宇宙飛行士は、自身の長期滞在に先立ち、第42次/第43次長期滞在のバックアップクルー(交代要員)としての訓練を、2月11日からGCTCにおいて実施しています。

バックアップクルーには通常ふたつ先の長期滞在クルーが任命されることが多いのですが、これは訓練の中でも共通的な項目であるソユーズ宇宙船などの訓練をバックアップクルーとして経験することで、自身の長期滞在に向けた訓練の効率化を図る目的があります。若田宇宙飛行士も、第36次/第37次長期滞在バックアップクルーに任命されています。

星出宇宙飛行士、ISS長期滞在ミッション報告会を秋田と福島で実施

日本に一時帰国中の星出宇宙飛行士は、2月16日に秋田県秋田市の児童会館を、2月17日に福島県郡山市の市民文化センターを訪れ、自身の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションについて、滞在中に撮影された映像や画像を交えながら、「きぼう」日本実験棟での実験や船外活動など、ISSでの活動や生活の様子を紹介するとともに、会場に集まった参加者と交流し、質問に答えました。

郡山市民文化センターの質疑応答では、ロシアでの隕石落下のニュースに関連して、ISSには隕石が衝突する危険はないのかという質問がありました。

星出宇宙飛行士は、マイクロメテオロイド(微小隕石)や10cm未満のスペースデブリ(宇宙ゴミ)などがISSに衝突する可能性はあるが、ISSの与圧モジュールは衝撃への耐性を考慮した設計がされていることや、仮に与圧モジュールが破損した場合でも、そのモジュールを隔離する緊急事態対応訓練など、ISSに滞在中の宇宙飛行士の安全については万全の備えがあると回答しました。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1720日経過しました

マランゴニ対流実験などを継続、芸術利用テーマ「お地球見」を実施

「お地球見」(出典:安藤孝浩/JAXA(実施))

「お地球見」(出典:安藤孝浩/JAXA(実施))

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)を使用して、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」(Marangoni Exp/MEIS)実験の第5シリーズを引き続き行っています。

「きぼう」船外実験プラットフォームでは、ポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)に搭載した5種類のミッション機器による実験運用を継続しています。

2月8日、文化・人文社会科学利用パイロットミッションの芸術利用テーマ「お地球見」(代表提案者:安藤孝浩氏)が実施されました。このテーマは、宇宙から水を通して地球を愛でることで、新たな視点で地球を見つめ直すことなどを目的としたものです。

「きぼう」運用管制室で実施状況を見守った安藤氏は、「お地球見を通じて、皆様と共に考え工夫して来た過程で、アートと科学が共鳴する瞬間を肌で感じることができました」と語りました。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5205日経過しました

第34次長期滞在クルー

ケビン・フォード(コマンダー、NASA)、オレッグ・ノヴィツキー(ロシア)、エヴゲニー・タレルキン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は117日、クリス・ハドフィールド(CSA)、トーマス・マーシュバーン(NASA)、ロマン・ロマネンコ(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は59日経過しました。

人型ロボットの試験などを実施、地上ではSpX-2の打上げに向けた準備が進む

第34次長期滞在クルーのフォード宇宙飛行士らは、科学実験やメンテナンス作業など、6名体制での国際宇宙ステーション(ISS)運用を継続したほか、米国の人型ロボットであるロボノート2(Robonaut 2: R2)の機能確認に伴う軌道上作業や、ドラゴン補給船運用2号機(SpX-2)の到着に向けた準備作業などを実施しました。

SpX-2は、3月2日午前0時10分にファルコン9ロケットにより、ケープカナベラル空軍基地40番射点から打ち上げられる予定です。その後、ISSへの接近運用を行い、同日午後8時30分頃にISSのロボットアーム(SSRMS)により把持され、同日午後10時40分頃からISSへの結合作業が開始される予定です。

SpX-2ミッションでは、約544kgの補給物資などがISSへ運ばれ、約1,043kgの実験試料サンプルなどが回収される計画です。回収品には、JAXAの実験試料サンプルなども含まれています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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