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「きぼう」日本実験棟において、文化・人文社会科学利用パイロットミッション『お地球見』(代表提案者:安藤孝浩氏)が実施されました。
「お地球見」は、宇宙から水を通して地球を愛でることで、新たな視点で地球を見つめ直すとともに、風流な日本の美意識を紹介し、未来の宇宙環境で育まれる文化の精神的な豊かさの発展につなげることを目的として実施される芸術テーマです。「きぼう」日本実験棟において、平成25年2月8日(金) 23時過ぎから27 時頃まで、Chris Hadfield宇宙飛行士により実施されました。
「お地球見」では、微小重力下における水の振る舞いを通して青く美しい地球の姿を映像として撮影しました。今後、代表提案者により、取得された映像を使用して制作した作品が公開される予定です。
私たち日本人のこころに脈々と受け継がれてきた"月を愛でるこころ"をもって宇宙から地球を眺めたとき、なつかしさや望郷の思いと共に、心の根底にある地球を愛でるこころが新たな芸術文化として生まれるのではないか、という考えのもとに実施された本テーマは、空からみた地球、ここに新たな地球見文化の、そして来るべき宇宙時代のアートとしての第一歩となることが期待されます。
なお、本テーマの軌道上実施完了により、第2期の文化・人文社会科学利用パイロットミッションの軌道上での実施は全て完了となります。
文化・人文社会科学利用(EPO)のホームページはこちら
【代表提案者:安藤孝浩氏のコメント】
水の乱舞、とても魅力的で芸術にたずさわる者としてあらためて美しいと思えることに出会え、原点に戻れたような気がします。
このミッションに関係していただいたJAXAの皆様の専門的で適切な助言のおかげでとても充実した絵が撮影できました。
お地球見を通じて、皆様と共に考え工夫して来た過程で、アートと科学が共鳴する瞬間を肌で感じることができました。
最後に、クルーのクリスさんの素晴らしいパフォーマンスに感謝致します。
ありがとうございました。
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