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ドラゴン補給船によるISSへの補給フライト

ドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)ミッション

最終更新日: 2012年10月29日
SSRMSにより放出ポイントへ運ばれるドラゴン補給船運用1号機(出典:JAXA/NASA)

SSRMSにより放出ポイントへ運ばれるドラゴン補給船運用1号機(出典:JAXA/NASA)

ドラゴン補給船運用1号機(SpaceX-1 Commercial Resupply Services flight1: SpX-1/CRS-1)は、米国中部夏時間2012年10月28日午前6時19分(日本時間2012年10月28日午後8時19分)、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により「ハーモニー」(第2結合部)から取り外されました。その後、ドラゴン補給船運用1号機は放出ポイントに運ばれ、同2012年10月28日午前8時29分(同2012年10月28日午後10時29分)、SSRMSから放出されました。

なお、SSRMSを操作してドラゴン補給船運用1号機を「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートから取り外し、放出ポイントまで運んで放出する作業は、軌道上の星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士と、地上の運用管制チームが協力して実施しました。

ドラゴン補給船運用1号機は、ISS近傍から離脱するための軌道制御を行った後、米国中部夏時間2012年10月28日午後1時28分(日本時間2012年10月29日午前3時28分)に軌道離脱噴射を行い、大気圏に再突入しました。カプセル(与圧部)の太平洋への着水は、米国東部夏時間2012年10月28日午後3時22分(日本時間2012年10月29日午前4時22分)でした。

飛行概要

回収されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

回収されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

回収されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

回収されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

海上に着水したドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

海上に着水したドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

パラシュートを開いて降下するドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

パラシュートを開いて降下するドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)のカプセル

SSRMSによりISSから放出されるドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

SSRMSによりISSから放出されるドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

ISSに結合されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

ISSに結合されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

ISSに結合されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

ISSに結合されたドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)

SSRMSを操作する星出(右)、ウィリアムズ(左)両宇宙飛行士

SSRMSを操作する星出(右)、ウィリアムズ(左)両宇宙飛行士

(出典は各写真のページを参照)

SpX-1フライトは、SpaceX社のドラゴン補給船運用1号機を打ち上げて、国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)下方に結合させ、ISSに補給物資を運搬および物資の回収を行うミッションで、ドラゴン補給船としては3度目のフライトになります。

ドラゴン補給船運用1号機は、米国東部夏時間2012年10月7日午後8時35分(日本時間2012年10月8日午前9時35分)にファルコン9ロケットにより、米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地40番射点から打ち上げられ、米国中部夏時間2012年10月10日午前8時03分(日本時間2012年10月10日午後10時03分)にISSへ結合されました。

なお、打上げ時、ファルコン9ロケットの1段エンジン燃焼中に1基のエンジンに圧力低下の異常が発生しましたが、このエンジンを停止し、残り8基のエンジンの燃焼時間を長くすることで推進力の低下を補う対応が、搭載されたコンピュータによる自動制御で実施され、ドラゴン補給船運用1号機は、計画通りの軌道に投入されました。

ドラゴン補給船運用1号機をISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により把持し、「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートへ結合させる作業は、ISS長期滞在クルーの星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士が実施しました。

ドラゴン補給船運用1号機の結合後、星出宇宙飛行士らによりカプセル(与圧部)のハッチが開けられ、米国中部夏時間2012年10月10日午後0時40分(日本時間2012年10月11日午前2時40分)、星出宇宙飛行士らがカプセル(与圧部)内に入室しました。

NASAは2008年12月に、Space X社のファルコン9ロケットとドラゴン宇宙船を、ISSとの間の輸送手段にすることを決定しました。当時のSpace X社との契約では、2010年から2015年までの間に、12回以上のISSへの無人補給フライト(Commercial Resupply Service: CRS)を行うことを16億ドルで契約しました。今回のSpX-1フライトは、このNASAとSpace X社との間で契約された最初のISSへの商業輸送フライトとなります。

SpX-1フライトでは、約453kgの補給品をISSに運搬し、約334kgの実験成果と、約229kgのISS関連機器を回収しました。

ISSに運ばれた物資には、以下に示すJAXA関連の実験の試料や機材が含まれます。

また、帰還時には、以下に示すJAXA関連の実験の試料や機材と物品がISSから回収されました。

飛行計画

SpX-1フライト飛行計画(2012年10月29日現在)
打上げ日時 2012年10月8日午前9時35分(日本時間)
2012年10月7日午後8時35分(米国東部夏時間)
射場 ケープカナベラル空軍基地 40番射点
使用ロケット ファルコン9ロケット4号機
重量 搭載品合計約453kg
SSRMSによる把持日時 2012年10月10日午後7時56分(日本時間)
2012年10月10日午前5時56分(米国中部夏時間)
ISSへの結合日時 2012年10月10日午後10時03分(日本時間)
2012年10月10日午前8時03分(米国中部夏時間)
SSRMSによる
取外し日時
2012年10月28日午後8時19分(日本時間)
2012年10月28日午前6時19分(米国中部夏時間)
ISS離脱日時 2012年10月28日午後10時29分(日本時間)
2012年10月28日午前8時29分(米国中部夏時間)
太平洋への
着水日時
2012年10月29日午前4時22分(日本時間)
2012年10月28日午後3時22分(米国東部夏時間)

SpX-1フライト前後のISSの形状

打上げ前

SpX-1フライト前のISSのイメージ

SpX-1フライト前のISSのイメージ

結合後

SpX-1結合後のISSのイメージ

SpX-1結合後のISSのイメージ

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