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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第491号

2012年7月24日

トピックス

「こうのとり」3号機の打上げ成功! ISSへの結合に向けて順調に飛行中

打上げに向け射点へと移動するH-IIBロケット3号機(出典:JAXA)

打上げに向け射点へと移動するH-IIBロケット3号機(出典:JAXA)

「こうのとり」3号機を搭載したH-IIBロケット3号機の打上げ(出典:JAXA)

「こうのとり」3号機を搭載したH-IIBロケット3号機の打上げ(出典:JAXA)

H-IIBロケット3号機の第2段ロケットから分離した「こうのとり」3号機(出典:JAXA)

H-IIBロケット3号機の第2段ロケットから分離した「こうのとり」3号機(出典:JAXA)

宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)を搭載したH-IIBロケット3号機は、7月21日午前11時06分に、種子島宇宙センターの第2発射場(Launch Pad 2: LP2)から打ち上げられました。

H-IIBロケット3号機は、打上げ約15分後に第2段ロケットと「こうのとり」3号機の分離に成功し、「こうのとり」3号機を予定の軌道に投入しました。分離後、H-IIBロケット3号機は第2段ロケットの2回目の燃焼を行い、計画通り制御落下実験を実施しました。

「こうのとり」3号機は、第2段ロケットから分離した後、NASAの追跡データ中継衛星(Tracking and Data Relay Satellite: TDRS)との通信を確立し、筑波宇宙センターのHTV運用管制室との通信を開始しました。通信開始後、姿勢の確立、各サブシステムの機能確認が行われ、「こうのとり」3号機の健全性が確認されました。その後、高度調整マヌーバが開始されました。

「こうのとり」3号機の軌道および姿勢は正常で、国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて順調に飛行を続けています。「こうのとり」3号機は、今後、軌道制御を繰り返して徐々にISSへ接近するランデブ飛行を行い、7月27日から28日にかけて、ISS長期滞在クルーの操作するISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)に把持され、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)へ結合される予定です。

ISSには現在、第32次長期滞在クルーの一員としてJAXAの星出宇宙飛行士が滞在しており、地上のHTV運用管制室や軌道上の他のクルーと協力して、「こうのとり」3号機をISSへ結合させる運用に携わります。JAXAの宇宙飛行士が自国の宇宙機を軌道上で迎えるのはISS史上初のこととなります。

「こうのとり」3号機のISSへの接近からSSRMSによる把持の模様と、ISSへの結合の模様をインターネットやパブリックビューイングなどでライブ中継します。放映予定などの詳細はホームページをご覧ください。多くの皆様のご視聴・ご参加をお待ちしています。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1510日経過しました

マランゴニ対流実験、船外実験装置の観測運用などを引き続き実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの流体物理実験装置(Fluid Physics Experiment Facility: FPEF)にて、「マランゴニ対流におけるカオス・乱流とその遷移過程」実験の第5シリーズを引き続き行っています。

今回の実験では、直径5cmの液柱を用い、臨界点から数倍大きい高マランゴニ数条件までの対流遷移過程の観察や、様々な条件下での粒子集合構造(Particle Accumulation Structures: PAS)の発生の確認などを行う計画です。

また、「きぼう」船外実験プラットフォームでは、宇宙環境計測ミッション装置(Space Environment Data Acquisition equipment-Attached Payload: SEDA-AP)全天X線監視装置(Monitor of All-sky X-ray Image: MAXI)の観測運用などが続けられています。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから4995日経過しました

第32次長期滞在クルー

ゲナディ・パダルカ(コマンダー、ロシア)、ジョセフ・アカバ(NASA)、セルゲイ・レヴィン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は68日、サニータ・ウィリアムズ(NASA)、ユーリ・マレンチェンコ(ロシア)、星出彰彦(JAXA)宇宙飛行士のISS滞在は7日経過しました。

星出宇宙飛行士らは「こうのとり」3号機の到着に向けた準備などを実施

「きぼう」船内実験室から交信イベントに参加する星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

「きぼう」船内実験室から交信イベントに参加する星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

7月17日にISSへ到着した星出宇宙飛行士ら第32次/第33次長期滞在クルーは、パダルカ宇宙飛行士らからISSの安全に関わる説明や設備の説明など恒例のオリエンテーションを受けるとともに、長期滞在中に使用する個室の点検や私物の搬入など、ISSで生活するための環境を整え、本格的にISS長期滞在を開始しました。

星出宇宙飛行士は、アカバ、ウィリアムズ両宇宙飛行士とともに、7月27日から28日にかけて予定されている宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の到着に備え、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の操作訓練や、ISSへ接近した「こうのとり」3号機をSSRMSで把持し、「ハーモニー」(第2結合部)の地球側ポートへ結合させる手順の確認などを行いました。

また、7月19日、星出宇宙飛行士は、「ひらけ宇宙プロジェクト」の一環として軌道上の「きぼう」日本実験棟と地上の筑波宇宙センター、種子島宇宙センターを結んで行われた交信イベントに参加し、会場に集まった子供たちと交流しました。

インフォメーション

「第10回航空機による学生無重力実験コンテスト」参加者募集締切り迫る!

JAXAは、「第10回航空機による学生無重力実験コンテスト」に挑戦する学生の募集を行っています。

本コンテストは、学生の皆様から、航空機の放物線飛行で作り出すことができる無重力(微小重力)環境で実施したい実験のアイデアを募集し、選定されたチームが自ら実験装置を製作し、実際に航空機に搭乗して実験を行うものです。提案内容に制限はありません。

募集締切りは7月30日(月)です。応募方法などの詳細はホームページをご覧ください。多くの皆様からのご応募をお待ちしています。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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