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ISS・きぼうウィークリーニュース

ISS・きぼうウィークリーニュース第493号

2012年8月 7日

トピックス

「こうのとり」3号機の運用は順調、曝露パレットの移設などを実施

ISSへ結合された「こうのとり」3号機とISSのロボットアーム(SSRMS)(出典:JAXA/NASA)

ISSへ結合された「こうのとり」3号機とISSのロボットアーム(SSRMS)(出典:JAXA/NASA)

「こうのとり」3号機を背景に、(右から)星出、ジョセフ・アカバ、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

「こうのとり」3号機を背景に、(右から)星出、ジョセフ・アカバ、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

7月28日に国際宇宙ステーション(ISS)の「ハーモニー」(第2結合部)へ結合された宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)では、補給キャリア非与圧部に搭載された曝露パレットの移設や、補給キャリア与圧部内の搭載品の搬出作業が引き続き行われています。

8月6日午後9時04分、曝露パレットが「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームへ移設されました。曝露パレットは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により補給キャリア非与圧部から取り出された後、星出宇宙飛行士が操作する「きぼう」のロボットアームに受け渡され、「きぼう」船外実験プラットフォームへ取り付けられました。

曝露パレットは、搭載品であるポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)を「きぼう」船外実験プラットフォームに、NASAの船外実験装置をISS船外に移設した後、8月10日に再び補給キャリア非与圧部へ戻される予定です。

補給キャリア与圧部では、星出宇宙飛行士らにより、搭載品をISS船内に移送する作業が引き続き行われています。搭載品の移送をある程度終えた時点からは、残りの搭載品の移送と並行して、ISS船内の不要品を補給キャリア与圧部内に収容する作業が開始されます。



【Pick Up】筑波宇宙センターにて「子ども博士の夏休み サマーラボ2012」開催中!
「子ども博士の夏休み サマーラボ2012」イベントスケジュール(PDF 540KB)

「子ども博士の夏休み サマーラボ2012」イベントスケジュール(PDF 540KB)

筑波宇宙センターでは、「子ども博士の夏休み サマーラボ2012 ~宇宙的自由研究&工作~」企画として、8月31日(金)までの平日限定で、小学生を対象に宇宙をテーマにした簡単な授業を少人数制で開催しています、夏休みの自由研究のヒントや工作などにぜひご活用ください。スケジュールなどの詳細はホームページをご覧ください。

また、同じく筑波宇宙センターの展示施設「プラネットキューブ」では、星出宇宙飛行士&「こうのとり」3号機打上げ企画展『母なる地球から、旅立つあなたへ』を引き続き開催中です。多くの皆様のご来場をお待ちしています。

今週のきぼう

「きぼう」船内実験室運用開始から1524日経過しました

NanoStep実験開始、Biological Rhythms実験のデータ取得などを実施

「きぼう」日本実験棟船内実験室では、流体実験ラックの溶液結晶化観察装置(Solution Crystallization Observation Facility: SCOF)にて、「微小重力における溶液からのタンパク質結晶の成長機構と完全性に関するその場観察による研究」(Nano Step)の準備作業を7月30日と8月2日に行い、8月6日から実験を開始しました。

この実験では、微小重力環境でタンパク質結晶の成長過程を“その場”(リアルタイム)で観察・測定し、結晶品質と成長メカニズムとの関連を調べることを目的としています。実験により完全な結晶化を阻む要因が解明されれば、今後行われる同様の実験がスムーズに進むだけでなく、タンパク質に限らず、完全性の高い有機・無機結晶をつくる指針にもなると期待されます。

そのほか、8月3日から10日にかけて、宇宙飛行士の48時間心電図の記録などをとる「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究」(Biological Rhythms)を行います。

今週の国際宇宙ステーション(ISS)

最初のISS構成要素打上げから5009日経過しました

第32次長期滞在クルー

ゲナディ・パダルカ(コマンダー、ロシア)、ジョセフ・アカバ(NASA)、セルゲイ・レヴィン(ロシア)宇宙飛行士のISS滞在は82日、サニータ・ウィリアムズ(NASA)、ユーリ・マレンチェンコ(ロシア)、星出彰彦(JAXA)宇宙飛行士のISS滞在は21日経過しました。

星出宇宙飛行士らは宇宙機の対応に忙しい1週間を終え、通常の作業状況に

打上げから約6時間後、ドッキングに向けてISSへ接近する48P(出典:JAXA/NASA)

打上げから約6時間後、ドッキングに向けてISSへ接近する48P(出典:JAXA/NASA)

軌道上の第32次長期滞在クルーは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の結合、プログレス補給船(47P)の分離、プログレス補給船(48P)のドッキングなど、ISSに到着・ISSから出発する宇宙機の対応に追われた1週間を無事に終え、ほぼ通常の作業状況に戻りました。

星出宇宙飛行士は、「微小重力における溶液からのタンパク質結晶の成長機構と完全性に関するその場観察による研究」(Nano Step)実験の準備作業など、「きぼう」日本実験棟で行う実験に関する作業などを実施しました。

プログレス補給船(48P)は、8月2日午前4時35分にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、同日午前10時18分に問題なくISSへドッキングしました。

今回、48Pでは、従来の打上げから2日後ではなく、打上げから約6時間後にISSへドッキングする運用が行われました。これは、今後のプログレス補給船ミッションや、将来的には有人のソユーズ宇宙船ミッションにおける、打上げからISSへのドッキングまでの飛行期間の短縮を目的とした試験運用として実施されました。

※特に断りの無い限り日付は日本時間です。

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